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2020年4月8日2 分

街のコンテンツ5

横丁の継承作法とはどんなものなのでしょうか?

私たちはハード、ソフト各々4点を抽出しました。

ハード面では、

①まず「ワザワザ行くのではない動線立地」を挙げました。 ちょっと立ち寄れるという意味で駅の脇などの立地での通り抜け動線が重要です。

②次に「個人オペのスケール感」があります。 横丁のお店は基本的には店主を中心としたカウンター形式の個人オペレーションが可能な店舗規模があります。

③次に「街路との一体感」があります。

できれば「開け放ち形式」が理想的ですが、店内の様子がわかるオープンな店構えが必要です。 ④最後に「集積感」です。

その横丁に行けばとりあえずどこかに入れるという安心を得るためにも10~20店程度の集積は必

要です。

次にソフト面ですが、

①まず「店主の個性」が挙げられます。客が必ずしも美味しさを求めている訳ではないので、店主のキャラクターやこだわりが必要になります。

②次に「専門店連携」が挙げられます。

一店でなんでも完結してしまうのではなく、「焼き鳥」「おでん」など専門店として住み分けながら、はしご酒ができるようお互いに送客しあい連携していく必要があります。

③「女性客のOKな安心、清潔感」も必要です。

ピカピカである必要はありませんが、トイレを含めて見守られる安心感が求められます。

④最後に「ホーム感」です。 フラットな居心地の良さは必須です。

併せて、建築家の隈研吾さんの言葉で「ノイズ感」と言われる緊張ではなく埋没できる心地よさが大切なようです。