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2020年4月15日2 分

街のコンテンツ7

既存の横丁をその場で継承することに加えて、新しい横丁の創出手法として「公開空地における屋台横丁」を提案します。

横丁と同様に戦後の闇市を起源にする「屋台」ですが、道路規制や衛生面での課題から徐々に排除され、博多以外では東京はもちろん大都市では殆ど見られなくなりました。

博多屋台は福岡市の条例に基づき公募制も採用され、ナイトタイムエコノミーを推進する観光資源として機能しています。

一方 高層建築の足元で整備される公開空地では低利用の状態に対して、エリマネを中心に活用が検討されているのですが、イベントや演出のコスト負担が課題になっています。

FIACS では公開空地において屋台横丁を形成することにより、まちなかにコミュニティ機会を創出するとともに、持続的に賑わいを生み出せないかと考えました。

通常はランチ対応のキッチンカーをメニュー&環境を工夫することによる「賑わい屋台化」です。

賑わい屋台では、飲食だけでなく物販やサービスなど様々な「小商い」が想定され、複業常態社会における表現舞台・知縁コミュニティ舞台として活用される事が期待されなす。

2019 年10 月に小田急電鉄の協力で新宿サザンテラスにおいて「社会実験」を実施しました。

天候に恵まれず集客に苦戦しましたが、「独自の世界感を形成」し都心コミュニティ形成の手応えを掴んだお店もありました。