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「街をコンテンツ化できると、こんなに良くなる」その価値と効用:ファン・タウン ⑨ ファン・タウンづくりの成果としての「街のコンテンツ化」

ファン・タウンづくりの成果として、「街をコンテンツ化」する事による価値と効用を整理します。

【内容】

  1. 継続発信して集ファンする

  2. 街のコンテンツ化で広がる可能性

  3. リーグ・チームを起点にしてリアルに誘客




1.継続発信して集ファンする

これまでは、街の魅力資源を磨き上げの方策について検討してきました。

その上で「磨き上げた街の個性、強み」を発信する際にも「原則」があります。

それは「オンライン上のコンテンツ発信」で評価されることを前提にすべきだと言うことです。

野球が「試合」と言う一定ルールの中で、様々なプレイを評価するように、都市は「オンライン上でのコンテンツ発信」と言う活動原則の中で、それぞれの個性と強みを工夫していく必要があるのです。

ただ単に「おらが街の○○が一番」と自画自賛を発信しても、ほとんど意味も効果もありません。相対評価され認知される枠組みづくりが必要なのです。

その意味で近年のプロスポーツにおいて盛んな「○○リーグ化」や、アニメの聖地巡礼を体系化した「アニメツーリズム協会」は、相対評価および認知拡大する手法として秀逸で、街づくりにおいても参考になると思います。

単独での情報発信に限界を感じている街が多い中、同様の個性を磨こうとする街同士で「リーグ化」して競い合い、相対評価しながら高め合う、という仕組みを模索すべきではないでしょうか。

さらに言えば、アイドルグループ「AKB 48」のビジネスモデル例で明らかなように、ファンは対象の成長・進化に関心を持ちます。

継続的な発信を通して、成長・進化するプロセスを共有できる仕組みが有効です。



2.街のコンテンツ化で広がる可能性

街をコンテンツ化し、オンライン上に流通させることができれば、コンテンツビジネスが可能になります。

YouTubeでの配信を例にとれば、相対価値化された定期コンテンツとして配信され、チャンネル登録者が月間数万人に増えていくと「YouTube広告料」を得ることが可能になります。(目安として3万人で月額50万円程度) 

このようにしてファンコミュニティが可視化してくると、特別編集のコンテンツや、プログラムへの参画権、ファン同士の交流などを魅力にした「有料コミュニティ(オンラインサロン:1000円×1000人=月額100万円)」の開設や、コンテンツプログラムの優待利用に飲食・サービス施設の割引などを特典にして「街のサブスク・サービス」への発展も想定可能です。



3.リーグ・チームを起点にしてリアル店舗に誘客

プロサッカーはリーグ戦形式で試合を繰り返し、継続的なコンテンツとして認知・定着させています。

さらに試合内の様々なコンテンツを名勝負集やゴール場面集などに再編集したり、ベンチ裏の様子、選手インタビューなど様々な追加・スピンアウトしたコンテンツを魅力資産としての訴求力を高めていきます。

同様に、まず街のリーグ・チームのファンになってもらい、その上で、個人・個店のエピソードをスピンアウトさせるのです。

このプロセスを経て、リーグ・チームのファンを、個人・個店に誘導することが可能になります。

街のコンテンツ化を通じて、オンライン1stで集ファンし、オンライン上でさまざまな体験・共感を経たファンが、より上質なリアル体験を求めても不思議ではないでしょう。

贔屓のチームとの特別な交流イベント、好きなプレイヤー・個店とのリアル対面パーティなどの上質なリアル体験は、非常に高い付加価値を生むと考えます。

リアルなファン・タウンの真骨頂です。


次回(最終回)では、ファン・タウンの次ステップ展開について、検討します。


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