検索
  • 松岡 一久

ひと・まち・くらしのアップデート③

更新日:2019年6月14日

アップデートすべき対応要因の3つ目は「多文化共生」です。

地域社会は従来、町内会や商店会などが中心となって年功序列形式で運営されてきましたが、担い手の高齢化に加え大型マンションの管理組合や不動産事業者・企業・大学・NPO団体さらに在留外国人など様々な背景を持った関係者を巻き込まざるを得なくになってきました。

従来型の「地縁感覚」では、合意形成どころか参画促進もままなりません。

新たな試みとして拡がっているエリアマネジメントも目標共有と活動財源がおぼつかない為、繋がってはみたけれど迷走しだいているところも目立ちます。

もちろん街づくりの目標は様々で一概に設定できませんが、少なくとも中心市街地では駅前広場や公開空地などの公的スペースを活用して「生業機会を提供するエリマネ・プラットフォームづくり」から初めていってはどうでしょうか?

家庭人でも会社人でもない第3の立場(ネオ生業)で街と関わる人達(ネオ町人)を増やしていくことが、自走できる事業構造を備えながら多彩な街なか活動の促進・関係人口の増大を通じて街の活性化と愛着形成につながると考えます。

最新記事

すべて表示

次世代の都市評価指標⑧ 街づくりの貢献価値

新しい都市評価指標が目指す効果として①生産性向上による事業者メリット②口コミ発信による商業者メリットがある事は前述しましたが、さらに③ソーシャルキャピタルの向上による社会メリットが想定されます。 具体例として下記の6点が挙げられます。 契約や交渉などにおいて無駄な認識共有や対立が回避され、時間・手間コストが削減できる。 相互に協力的なコミュニティが育まれ、公共サービスなど公共活動の効率化と公共空間

次世代の都市評価指標⑦ 多様・変化・交流要素の重視

「世界の都市総合力ランキング」は成長・規模志向が強く成熟社会である日本の肌感に合いません。 Well Being City調査は安全・快適・環境を重視していますが、それだけでは街として「つまらない」と感じるのは私だけでは無いはずです。脳科学的には「生きる目的は高きに向かって進んでいく努力のプロセス=成長にある」(理化学研究所 故 松本元氏)と言われ、インプットやコミュニケーションの質が大きく影

次世代の都市評価指標⑥ ソフト・ハード指標の考え方

次世代の都市評価指標において、幸せ実感を継続・拡張する要素となる「活動・ソフト」と「機能・ハード」については、既存の都市評価指標を参考に設定することが有効と考えます。 最も有名な「世界の都市の総合力ランキング」ですが、「都市の総合力」を経済/研究・開発/文化・交流/居住 /環境/交通・アクセスの大項目6分野で評価しています。「文化・交流」分野における中項目では発信力/観光資源/文化施設/受入環境/