top of page
検索
  • admin

コンセプト再考 ④ コンセプトの方程式

コンセプトは前述のように思いつきのキーワードでは、関係者内で認識が共有されません。従来のように市場分析で得られたポジショニング提示すれば良い訳でもないため、そのコンセプトに至る方法論を、明確にしておく必要があると考えます。

そこで私たちはコンセプトの位置付けを明確にし、その抽出方法の方程式化を試みました。

まず全ての開発プロジェクトは、課題解決に繋がるという前提で式を作ります。すなわち「A:課題抽出」と「B:解決方策」とを「=」で結ぶのです。その上でまずA-1:プロジェクトのゴールとA-2:現状・条件とのギャップを求めます。A-1では、地域やプロジェクトのあるべき姿、目指すべき目標などを抽出し、A-2:では、地域の現状や事業の条件などを明確にします。この 【「A-1」−「A-2」のギャップが課題】になる訳です。

この課題に対してB-1:地域の潜在性やリソースを探索します。これにB-2:コンセプトを掛け合わせた【「B-1」×「B-2」が課題解決の方策】と言う方程式になります。

料理に例えると、B-1:地域の潜在力やリソースは「食材」と見立てられ、B-2:コンセプトが「レシピ」に当たります。このような整理と抽出方法を設定しておくと、コンセプトの抽出業務における認識のずれが狭まり、無駄な混乱が抑えられます。

このようにして抽出したコンセプトに、起承転結を纏わせて戦略ストーリー化して行くことが有効だと考えます。

最新記事

すべて表示

【内容】 消費経済ルールではない関係性づくり 静脈系の価値提供で「半分になった世界を取り戻す」 身体系プラットフォームで、都市も社会も変わる 1.消費経済ルールではない関係性づくり 都市の街並みは美しくなったのですが、その反面、道端の屋台はそのほとんどが取り締まられて姿を消してしまいました。 路上ライブ・ストリートダンスや大道芸などのパフォーマンス行為は規制の対象となり、予め設定されたスペースでの

【内容】 ヨガの可能性 遊んで仕事もできるヨガスタジオ ヨガ・ライフへの展開 1.ヨガの可能性 身体性を拡張するためのもう一つの都市施設が「ヨガ・プラス」の提案です。 東洋哲学としての仏教は、身体性実践主義として体系化されているのですが、現代の日本においては、どうしても「宗教=怪しさ」が付き纏い敬遠されてしまいます。 マインドフルネスが持て囃されたのも、禅的要素から、宗教色を削ぎ落としたからではな

【内容】 身体性が失われる都市環境 「身体ルネサンス」スタイルの重要性 「身体ルネサンス」ための生活プラットフォーム 1.身体性が失われる都市環境 これまでの論点を整理すると以下の5点になります。 都市の「脳化社会」化と、無思考社会の弊害 「身体性」を生かした「実践・知覚・学習」こそが、AIとの差異。 身体性の再生には、東洋的な身体性実践主義の見直しが有効 五感、特に触覚的な質感を失った現代都市

bottom of page