top of page
検索
  • 松岡 一久

ソーシャルマッチングの必要性

先日FIACS理事でもある博報堂の小林洋志さんと、団体としての方向性について意見交換しました。その際にベンチマークにしたのは古民家再生活動で実績を上げている(一社)NOTEの活動スタンスでした。NOTEは「古民家は日本文化の資産として保存すべき」という社会課題と「保存する費用はどうする?」という現実問題とを「古民家ホテルとして再生する」という手法で解決しています。古民家をホテルとして再生するには、法規制や資金調達など様々なハードルがありますが、「丹波篠山の城下町丸ごと古民家ホテル:NIPPONIA」の成功で注目を集め、インバウンド需要に対応できる観光魅力事業という事業分野を生み出し、JR西日本との提携や官民連携の古民家再生ファンドの創設につながっています。社会課題と現実問題との間のハードルをクリアすることによる「ソーシャルマッチング」的な手法で新しい事業分野を開拓したのです。同様に「文化的な価値観を育てるべき」という社会課題を「東京都心の特区開発事業におけるソフトメニュー」とマッチングしていくことにより、解決・普及出来ないかというわけです。現在は観光案内所や外国人向け託児所など非常に限られた分野の事例しかない特区のソフトメニューを拡張性ていくことは、東京の国際競争力の強化にも寄与できると思います。これまでにない様々な選択肢を提供していきたいと思います。


最新記事

すべて表示

【内容】 消費経済ルールではない関係性づくり 静脈系の価値提供で「半分になった世界を取り戻す」 身体系プラットフォームで、都市も社会も変わる 1.消費経済ルールではない関係性づくり 都市の街並みは美しくなったのですが、その反面、道端の屋台はそのほとんどが取り締まられて姿を消してしまいました。 路上ライブ・ストリートダンスや大道芸などのパフォーマンス行為は規制の対象となり、予め設定されたスペースでの

【内容】 ヨガの可能性 遊んで仕事もできるヨガスタジオ ヨガ・ライフへの展開 1.ヨガの可能性 身体性を拡張するためのもう一つの都市施設が「ヨガ・プラス」の提案です。 東洋哲学としての仏教は、身体性実践主義として体系化されているのですが、現代の日本においては、どうしても「宗教=怪しさ」が付き纏い敬遠されてしまいます。 マインドフルネスが持て囃されたのも、禅的要素から、宗教色を削ぎ落としたからではな

【内容】 身体性が失われる都市環境 「身体ルネサンス」スタイルの重要性 「身体ルネサンス」ための生活プラットフォーム 1.身体性が失われる都市環境 これまでの論点を整理すると以下の5点になります。 都市の「脳化社会」化と、無思考社会の弊害 「身体性」を生かした「実践・知覚・学習」こそが、AIとの差異。 身体性の再生には、東洋的な身体性実践主義の見直しが有効 五感、特に触覚的な質感を失った現代都市

bottom of page