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  • 執筆者の写真松岡 一久

ネオ生業、ネオ町人の時代

更新日:2019年5月24日

人生100年時代、ワークライフバランス、Wワーク、多拠点居住などのキイワードは、生涯雇用やニュータウン・通勤などの近代的ライフスタイル概念からの「アップデート」を示唆しています。

Wワークの一端に会社人生とは異なる社会との関わり方が求められているのではないでしょうか?

自分の好きな事、社会・地域に良い事など「稼ぎとともに生きがいを感じられる:ネオ生業」的な働き場が必要です。

場合によっては郊外に通う週一農業かもしれません。

そんなライフスタイルが会社人生後の円滑な生き様につながると同時に、一つの会社に縋らなくても良いしなやかな働き方にもなると思います。

いざとなれば帰る事のできる「新しい故郷」などを持てると都市生活の不安も低減するのではないでしょうか。

先日政府が方針を示した「関係人口の増大」は一般には地方創生の文脈で使われますが、都心のエリアマネジメントを考える際にも有効なポジショニングだと思います。

住んでいるわけではないけれど「ネオ生業」場として関わる街にとっては、新しい街づくりの担い手「ネオ町人」は貴重な存在です。

この様に多様な働き方や関わり方を許容していく事が、これからの街の活性化につながるのだと思います。

公開空地や都市再生特区施策を通じて「ネオ生業、ネオ町人」を醸成できる様な提言をしていきたいと思います。


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