top of page
検索
  • 執筆者の写真松岡 一久

フードロス・ベンチャー

先日 フードテックのイベントに行ってきました。


その日はフードロスをテーマにしたセッションでした。

まずフードロスそのものに対する認識が乏しかったのですが、日本のフードロス量だけでも、全世界の年間食糧支援量390億トンを大きく上回る640億トンに上ると言います。

単に「モッタイナイ」のレベルではありませんね。

家庭からの廃棄だけでなく、生産、流通の全行程でロスが生まれているのです。

後半のいろいろなベンチャーの提案を聞いていると産地と市場、出荷時期などマッチング、他分野への商品転用など様々な工夫で、ロスを削減できそうです。

ヨーロッパを中心に単に「良い事」だから、というだけでなく利益向上、新市場の開発、エンゲージメントなど【イデオロギーとフィナンシャル】とを両立させるエビデンスが確立されているようです。

精神論的な「モッタイナイ」意識ではなく、「効率と精度の高いサーキュラー・エコシステム」を構築するスタンスでの取り組みが待った無しだという認識を新たにするイベントでした。

最新記事

すべて表示

【内容】 大型ライフスタイルショップの限界 ライフスタイルカフェ& ARショップ ライフスタイル・ウォール& ARショップ 1.大型ライフスタイルショップの限界 商業施設が「顧客接点プラットフォーム」になると想定した場合に、売り場にはどのようにAR技術が活用できるのでしょうか。 ファッション店舗は、来店機会を増やしたり、差別化のために世界観を提示する手段として、アパレルだけでなく、雑貨やインテリア

【内容】 マグネット ARの考え方 街場 ARの考え方 1.マグネット ARの考え方 商業施設のマグネットとなるコンテンツを、AR体験で制作するには、フックとなるリアル・アイコンが必要です。 「ストレッチ」を楽しむ場合は、寂れた雰囲気のリアル空間をフックにして、ARコンテンツとしてゾンビやモンスターを仕込めば、ホラーハウスになりますし、祝祭感のある環境を舞台にして、アートフェスやカーニバルを演出す

【内容】 提供価値のアップデート 事業構造のアップデート 顧客接点プラットフォームの構造 1.提供価値のアップデート 従来の商業施設は、ショッピングセンターと呼ばれ、「モノを買う楽しみ」で人を集めていました。 休日のレジャーの一つがショッピングでした。 できるだけ沢山の商品を揃え、フードコートやカフェなど滞留を促す快適環境を整える事によって、「購買機会」という価値をワンストップで提供してきたのです

bottom of page