検索
  • 松岡 一久

ユーザー思考の意義・意味:KUPO

先日まで渋谷ヒカリエで開催していた「超福祉展」でSUZUKIさんに新作の電動車イス KUPOを発表していただけました。 最初にプロダクトだけを見せられた時は正直インパクトに欠けるな(?)という印象でした。ただ開発者のラジャ・ゴビナート氏のプレゼンで同社がシリコンバレーでのユーザー思考の開発プロセスでたどり着いたコンセプトが「ユーザーの移動では無く、健康に歩ける事がゴールなのだ」という素晴らしいものでした。ですからカッコ良い車イスをデザインするのでは無く、片道は手押し車や買い物カートのように「押し歩き」が出来、疲れれば「電動車イス」として乗って帰れるような「歩行支援ツール」として開発する事によりリハビリ機会にもなり行動半径が二倍になると言います。素晴らしいコンセプトで大きな拍手が沸き起こりました.。ユーザー(デザイン)思考の典型例だと感じました。さらに素敵なのは会場にいたクリエイターなどがそのコンセプトに賛同し、様々なコラボ協力などを申し入れた事です。ユーザー思考のコンセプトが様々な人たちをより一層巻き込むのにも極めて有効に機能するのだという事が実感できたKU PO発表会でした。

最新記事

すべて表示

関係人口の源泉が自己効力感にあるとすると、都市における「共感余地」を作る機会として、「生業」が有効だと考えます。生業(せいぎょう)をここでは「幅広い自営業」と定義します。人生100年時代の到来と言われ久しく、従来型の人生設計の見直しを迫られている人も多いと思います。理想的には生涯現役、少なくとも75歳ぐらいまでは働きつづける必要があるのです。この前提に立つと60歳まで会社に残り、再雇用・延長などで

共感人口の参考になる関係人口の創出方策については、明治大学の小田切徳美教授によって「人」、「場」、「仕組み」の観点から整理されています。 「人」は地域の人と関係人口を結びつける役割を果たす「関係案内人」や中間支援組織等のことで、拠点の場所に関わらず都市側及び地方側の両方の視点を持ち、地域を客観的な視点でみることが可能な人であり、偶発性を装いながら必然性をデザインする場の「編集人」とされています。関

共感人口の参考例として関係人口の規模感について整理します。2021年にブランド総研が行った関係人口の意識調査によると、都道府県で最も関係人口が多いのは福島県で1229 万人となりました。これは福島県の居住人口(約 182 万人)の 6.8 倍にあたります。次いで沖縄県の 950 万人、北海道の 756 万人と続きます。この調査では関係人口は大きく 2 つの層から構成されると定義されています。ひとつ