top of page
検索

卒・売り場思考の商業施設⑧ B2Bビジネスなどの新動向の可能性

執筆者の写真: admin
admin
2022年1月31日
読了時間: 2分

商業施設が10万人のファンコミュニティを持つことができれば、ファンコミュニティ自体が大きな価値になると考えます。

タレント事務所のビジネスモデルが参考になるのでは無いでしょうか。タレント事務所は才能ある若手タレントを見つけ商品として磨き上げるのですが、音楽系タレントであれば、小さなホールでのライブ活動だけではお金になりません。ただライブ活動を通じて才能の開花とともにファンが増えていきます。このファンを見える化できると、テレビやラジオへの出演依頼が増えて次ステップに進めます。メディアを通じてファンコミュニティ( Bto C)が大きくなると、そのファンへの訴求やイメージの活用を求めてテレビコマーシャルなどの Bto B ビジネスに繋がるようになります。福山雅治クラスになるとCM一本当たり数千万円という契約料になるようです。

また先日参加した観光関連の学会のシンポジウムで、ツーリズムの変遷について興味深い知見を頂きました。観光学の専門家の中では、マスツーリズムから細分化したニューツーリズムさらに着地型観光へと進化した後に、SNSによる大きな受発信革命が有ったと分析されていました。受信の面で観光地やツアーの評価に最も影響を与える情報源が、「口コミ」になった点と同時に、観光地における様々な体験を「SNS 発信」することが大きなモチベーションになっていると言う事です。そしてその発信が次の観光情報の起点になるという情報循環が起きているのです。

これらの動向を商業施設の活動に展開できるのでは無いでしょうか。生活者の「発信・承認欲求と口コミの情報循環」を活かす視点と、ファンコミュニティを育ててBtoBビジネス化を図る視点です。もちろん全ての商業施設で可能な訳ではありませんが、従来の床貸しスタンスとは明らかに異なるビジネスモデルが可能になる動向だと考えます

 
 
 

最新記事

すべて表示
第1章 今なぜ「参加デザイン」が必要なのか:参加デザイン論①

【内容】 1.集客の時代が変わった 2.「集める」だけでは続かない 3.これからは「参加」を設計する時代へ 1.集客の時代が変わった 「どうすれば、もっと多くのお客様に来てもらえるだろうか。」 これは、商業施設や文化施設、スポーツ施設、観光地など、多くの集客施設が長年考え続けてきたテーマです。 これまでは、新しいイベントを開催したり、有名人を呼んだり、広告を増やしたりすることで集客を図って

 
 
 
第10章 Stayable TownからLovable Townへ

― 成熟社会が目指す新しい街づくり ― 【内容】 1.Walkableだけでは街の魅力は生まれません 2.Stayableが街への愛着を育てます 3.街づくりは「文化を育てる仕事」になります 1.Walkableだけでは街の魅力は生まれません 近年、日本でも「ウォーカブル(Walkable)」という言葉を耳にする機会が増えました。 歩きやすい歩道を整備し、自動車中心だった街を、人が安心して歩ける街

 
 
 
第9章 街の行動OSという発想

― 空間をつくる時代から、行動を育てる時代へ ― 【内容】 1.魅力的な街には「行動のきっかけ」があります 2.街の行動OSが日常を豊かにします 3.街づくりは「管理」から「誘発」へ 1.魅力的な街には「行動のきっかけ」があります メルボルンを歩いていて、もう一つ気づいたことがあります。 それは、人々が特別な理由もなく、自然に街で過ごしていることでした。 朝のカフェでコーヒーを飲む人。 ヤラ川沿い

 
 
 

コメント


bottom of page