最近 「大学の産学連携センターを提案したい」という依頼が続きました。大企業のオープンイノベーションセンターと同様の機能かな?とも考えましたが、もう少し深刻なようです。「補助金の削減」に伴い国立大学を始め各大学が一斉に「外部資金の獲得」の必要に迫られている訳です。これまでは教授単位・研究室単位に属人的・単発で行われていた「産学連携」をより体系的・継続的な仕組みにしていく必要がある訳です。要するに営業が不得手だった大学の「R&D営業センター」ですね。検討の中で浮かび上がってきた仕組みは、「大まかな分野に関心を持つ企業コミュニティ:ステップ①」を作り、定期的な交流や情報交換の中で浮かび上がってくる特定テーマに関心のある「より限定メンバーによるプレ共同研究:ステップ②」を行い、そこでの実績と見通しとを元に「本格的な共同研究:ステップ③」に発展させるようなプロセスです。これってFIACS(国際文化都市整備機構)の活動そのもののような気がしました。もちろんFIACSは都市づくり分野に限られていますが、同様の仕組みが大学他でも求められているということでしょうか?非常に有効に働くのではないかと実感しています。(もっとも思いついても、実際運営していくのは、結構大変ですが。。。?)
top of page
検索
最新記事
すべて表示コリビングの事業構造 「緩やかな隣人関係」づくり コミュニティ運営 1.コリビングの事業構造 コリビングは個室をできるだけコンパクトにして、共用のリビング・キッチン・ワークスペースを備える構造になっています。 ですから一般の賃貸マンションで備えられる水回りを極力抑え...
【内容】 団地「標準設計」の功罪 シェアハウスの台頭 次世代シェアハウスとしてのコリビング コリビングが生まれた背景と前提を明らかにする為、集合住宅の変遷にも触れたいと思います。 1.団地「標準設計」の功罪 昭和30年代から40年代にかけて、都市部で働く地方出身の中...
【内容】 ホテルとマンションとの中間領域の可能性 コリビングとシェアハウスとの違い コワーキングスペースの充実 1.ホテルとマンションとの中間領域の可能性 コリビングの特性を明らかにするために、ホテルとマンションとの違いから整理していきましょう。...
bottom of page
Comments