top of page
検索

新潟大学の挑戦 : SAKE UP ④

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2023年4月21日
  • 読了時間: 2分

【内容】

  1. 新潟大学「日本酒学センター」設立の背景

  2. 日本酒学センターのコンセプト

  3. 日本酒学センターの活動とビジョン




1.新潟大学「日本酒学センター」設立の背景

新潟大学経済学部准教授の岸保行さん達が中心になって、2018年4月 新潟大学「日本酒学センター」が開設されました。

岸先生に伺った、日本酒学センター設立の背景は下記の通りです。

  1. 「新潟=日本酒」というイメージを生かし、「東京にも負けない、世界にも訴求できる研究テーマ」として「日本酒」を設定したといいます。

  2. 新潟県酒造組合の幹部たちの危機感があったと言います。実働プレイヤーとして、同組合が、課題及び情報提供を担っています。

  3. 従来は、農学系で醸造を中心に研究されることが多い日本酒ですが、総合大学として新潟大学の強みを生かした、多分野横断的な研究センターになっています。


2.日本酒学センターのコンセプト

同じく岸先生に伺った、日本酒学センターのコンセプトは下記の通りです。

  1. 日本酒学センターは、日本文化や伝統に根ざした“日本酒”という文化的製品に特化した、 日本初の「対象限定、領域横断型」の体系的な学びを提供します。

  2. 製造手法だけでなく、日本酒が消費者の手に届くまでの、一連の価値の創造とその流れを、プロセスとして理解し、さらには、地域性や文化などの日本酒を取り巻く環境についても、焦点を当てて研究します。

  3. 日本酒学センターは、総合大学である新潟大学だから可能な、農学、工学、文学、経済学などの分野横断で、「日本酒学」を研究します。


「日本酒と健康」「アルコールと脳」などの医学領域、「日本酒の歴史」から、「食とのペアリング」、「料亭・花街の文化とマナー」などの文化的な領域や、「日本酒と経営・マーケティング」、「「グローバル化、英語でのプレゼンテーション」、「酒蔵ツーリズム」などの経済領域など、魅力的なプログラムが組まれています。


3.日本酒学センターの活動とビジョン

世界に目を向けると、同様のアプローチをしているのが、ワインについてはボルドー大学、ビールについてはミュンヘン工科大学、中国酒(白酒)については四川大学があります。

2019年1月、新潟大学日本酒学センターは、ボルドー大学ワイン・ブドウ研究所と、連携協定を結びました。

日本酒学センターでは、料理、酒器、ツーリズム、ビッグデータ、アプリ、エコロジー、健康など、多分野との連携を通じて「日本酒」の価値向上を目指しています。

さらに岸先生は、その研究成果を、社会人スクールやビジネススクールの形で、日本酒業界に還元していきたいという意欲を示されていました。

 
 
 

最新記事

すべて表示
方策3:マイクロパブリック 共体験デザイン ⑧

【内容】 第1章 マイクロ・パブリックの基本発想 第2章 具体的な仕掛けと設計要素 第3章 実装プロセスと効果測定   第1章 マイクロ・パブリックの基本発想 都市の開発や再生において注目されているのが、街区の中に「小さな共体験スポット」を配置するという考え方です。 これは「マイクロ・パブリック」と呼べる取り組みであり、大規模な広場や再開発のような華やかなプロジェクトではなく、街のあちこちに小規模

 
 
 
方策2:共体験アーカイブ&データ還元 共体験デザイン ⑦

【内容】 第1章 共体験アーカイブ & データ還元の基本発想 第2章 共体験アーカイブの具体的要素 第3章 効果測定と都市開発への意義   第1章 共体験アーカイブ & データ還元の基本発想 都市は単なる建築物や交通の集積ではなく、人々が日常やイベントを通じて共に体験し、その記憶を積み重ねていく舞台です。 近年の都市開発では、この「共体験」をどのように記録し、再提示していくかが重要なテーマとなって

 
 
 
方策1:共体験広場 共体験デザイン ⑥

【内容】 第1章 共体験広場プログラム化の基本発想 第2章 共体験広場の具体的なデザイン要素 第3章 効果測定と広場の価値創出   第1章 共体験広場プログラム化の基本発想 これまで広場や駅前空間、商業施設の共用部は「人が集まる場所」として位置づけられてきました。しかし近年の都市開発においては、単なる集客空間ではなく「人が共に過ごし、体験を分かち合う場」への転換が求められています。 言い換えれば、

 
 
 

コメント


bottom of page