検索
  • admin

次世代医療モールの時代⑨ 仕組み化された次世代医療モール

次世代医療モール化にあたっては法人化による仕組み化が不可欠です。法人化し高度医療機関と緊密に連携することで、専門的な検査・治療・手術・入院などのプロセス&情報共有が円滑に進み、患者の身体的負担はもとより、経済負担ひいては国民医療費の軽減につながります。平均年齢66歳の開業個人医の大きな課題である、高齢化に伴う事業継承についても、法人として高度医療機関と連携していれば、必要に応じて医師を派遣してもらうことで、事業継続が可能になります。さらに大きなメリットとして医療・患者データの有効活用が挙げられます。コンビニ・システムがデータによって品揃えを変えたように、より大量の医療・患者データが蓄積・分析でき流ようになります。従来は医師個人の「勘と経験」に基づいていた診断から、地域における診療科目及び症状の傾向や患者の病歴を元に病状相互の関係性など、検査・判断をより迅速・的確に下せるサポートデータの構築が可能になる可能性があります。

また益々高度化が進む医療情報・技術に対して、対応が遅れがちであった個人医に対して、組織的な情報共有や支援サービスが構築されるかも知れません。一種のマニュアル化及び定期的な技術研修や試験制度の導入によって、一定の医療技術の水準が維持・向上が促されることは、他の法人サービスを例に考えても十分想定可能です。「セブン・イレブンであれば美味しいし安全」というように、生活者が患者になった際の最も不安であった「医療サービスの質」が担保されることになるのです。

このように他産業をベンチマークにすれば当然と言える産業構造、業態開発を備えた次世代医療モールの登場が待望されます。

最新記事

すべて表示

都市開発において非常に重要な役割を担う低層部の「街ぎわプレイス」ですが、通常は総合設計制度などを活用するために公開空地として計画されます。 営利利用が認められない為に、ビル風が吹き抜ける寒々しい公開空地がほとんどではないでしょうか。最近になって、公開空地のあり方について議論され始め、ランチタイムにキッチンカーが営業していたり、外向きのカフェが設けられる事例も見られますが、その場所をどのように活用す

都市開発において当然ですが「建築のあり方」は特に大切です。 ですから設計コンセプトの手がかりとなる「企画・構想(開発)コンセプト」を明確に示す必要があるのですが、逆の流れになっているのが現状ではないでしょうか。 開発プロジェクトは「取り敢えずボリュームスタディしてみる」と称して主要用途を容積率一杯に作った計画からスタートします。何度か、このボリュームスタディを目にしている内に、プロジェクトチーム内

私たちは、コンセプトの抽出にあたって、共創ワークが不可欠だと考えます。共創ワークとは、プログラムに沿った関係者とのグループディスカッションを指します。 共創ワークでコンセプトそのものは抽出できませんが、その前提となる「目指すべきゴール」「現状と事業条件」などの共有を通じて「課題」が明確になります。それに加えて「地域の潜在性・自分達の DNA」の再認識プロセスが非常に重要です。 これまでのように、マ