top of page
検索

街のコンテンツ(横丁文化)の継承②

  • 執筆者の写真: 松岡 一久
    松岡 一久
  • 2019年5月15日
  • 読了時間: 1分

都市開発にあたって街のコンテンツとして横丁文化の「何を継承」するのか?


前回に横丁が「スケール特区」であることについて触れました。

オフィスビルも商業施設もドンドン巨大化していく中で、「人間以上、建築未満」の横丁のスケール感にこそ新鮮で愛着が湧くのでしょうか?

隈研吾氏が吉祥寺ハモニカ横丁の「てっちゃん」を手がける際に特に注意を払ったのが、「木造、小材がもつ優しさとノイズ感」だと言います。

開発側で如何に配慮できるか?なのですが、丸ノ内ブリックスクエアのように巨大なオフィス下にピロティ空間を確保して低層施設を丁寧に配置していく事例もあります。

またCOREDO日本橋の中通り側の繊細な作り込みもベンチマークになると思います。

表通りの1/2のファサードとその上部の提灯風デザインは、その先に鎮座する福徳稲荷神社ともマッチしています。

もちろん大阪・法善寺横丁のように大規模火災からも、路地幅を拡げることなく防火対策を施した上で再生していく工夫も大切です。

かなり面倒になりますが「スケール特区」であることを念頭におけば建築的には横丁文化の継承も不可能ではないようです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
日本バリュー化の効果 日本バリュー都市 ⑩

【内容】 第1章 都市の魅力の可視化と差別化効果 第2章 エンゲージメントと関係人口の拡大効果 第3章 持続的な収益化とデータ循環による進化効果   第1章 都市の魅力の可視化と差別化効果 ブランド価値化の第一に期待できる効果は、都市の魅力が多層的に可視化され、他都市との差別化が明確になる点です。 従来の都市開発では、商業施設や交通利便性といった「機能の充実」が重視されてきましたが、それだけでは長

 
 
 
方策3:“モノより体験”の事業モデル化+データ循環 日本バリュー都市 ⑨

【内容】 第1章 都市開発における「体験価値」へのシフト 第2章 事業モデルと具体施策 第3章 KPIとデータ循環による持続性   第1章 都市開発における「体験価値」へのシフト 近年の都市開発や観光戦略においては、「モノ」中心の消費から「体験」中心の価値提供へと大きく軸足が移りつつあります。 背景には、内閣官房が示した「New Cool Japan Strategy 2024」が掲げる「モノより

 
 
 
方策2:“共体験”ドリブンのプログラム設計 日本バリュー都市 ⑧

【内容】 第1章 都市における「共体験」の意義 第2章 プログラム設計の具体像 第3章 都市に埋め込まれる導線と効果   第1章 都市における「共体験」の意義 現代の都市は、多様な文化や人々が集まり交差する舞台でありながら、その交流が十分に深まらないまま通過的に終わってしまう場面が少なくありません。 商業施設や観光資源は整っていても、それを通じて「人と人が一緒に体験する時間」をどう生み出すかが、都

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page