top of page
検索
  • 執筆者の写真admin

街のコンテンツ7

既存の横丁をその場で継承することに加えて、新しい横丁の創出手法として「公開空地における屋台横丁」を提案します。


横丁と同様に戦後の闇市を起源にする「屋台」ですが、道路規制や衛生面での課題から徐々に排除され、博多以外では東京はもちろん大都市では殆ど見られなくなりました。

博多屋台は福岡市の条例に基づき公募制も採用され、ナイトタイムエコノミーを推進する観光資源として機能しています。

一方 高層建築の足元で整備される公開空地では低利用の状態に対して、エリマネを中心に活用が検討されているのですが、イベントや演出のコスト負担が課題になっています。

FIACS では公開空地において屋台横丁を形成することにより、まちなかにコミュニティ機会を創出するとともに、持続的に賑わいを生み出せないかと考えました。

通常はランチ対応のキッチンカーをメニュー&環境を工夫することによる「賑わい屋台化」です。

賑わい屋台では、飲食だけでなく物販やサービスなど様々な「小商い」が想定され、複業常態社会における表現舞台・知縁コミュニティ舞台として活用される事が期待されなす。

2019 年10 月に小田急電鉄の協力で新宿サザンテラスにおいて「社会実験」を実施しました。

天候に恵まれず集客に苦戦しましたが、「独自の世界感を形成」し都心コミュニティ形成の手応えを掴んだお店もありました。

最新記事

すべて表示

築地の魅力 築地アップデート ③

【内容】 築技(つきわざ)とは 築地の「目利き文化」 「築技」誕生のメカニズム       1.築技(つきわざ)とは 「築技」とは、築地市場の豊洲への移転後も、築地本来の魅力を残す目的で、NPO法人「築地食の街づくり協議会」が展開するプロモーションの呼称です。...

食品流通の仕組みと動向 築地アップデート ②

【内容】 食品卸業とは 食品卸業の役割 卸売市場の転換期     観光客で賑わう「築地」が、なぜ危機的状況なのか? 「築地」の複雑な特徴を明らかにするために、食品流通の仕組みと動向を整理します。 1.食品卸業とは 食品卸業とは、生産者から食品を仕入れて、小売業者に卸す(販売...

今なぜ「築地」なのか?築地アップデート ①

【内容】 SOS「築地」 築地の歴史 築地の現在地       1.SOS「築地」  築地場外市場(以下「築地」)は、「美食の街:東京の台所」としてインバウンド客に大人気で、連日朝早くから観光客であふれています。 一見、大繁盛で皆が羨む光景ですが、その裏で「築地」の本業の疲...

Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page