先日 赤坂の迎賓館を見る機会がありました。面倒な予約などなく一般公開されるようになり、かなりの見学者で賑わっていました。正面ホールから羽衣の間などの本館と主庭を見て回り、ベルサイユ宮殿をモデルにしながらも、日本独自の工芸と職人技を凝らした建物細部について解説を受けるのです。国賓をもてなすために国が威信をかけて建造されており、今の世の中でこれと同等のモノが作れるとは思いませんが、やはりベルサイユ宮殿のミニチュアなのです。そういう意味で日光東照宮や桂離宮とは違います。贅を尽くしたという意味では本物に軍配が上がりますし、上質な素材やこだわりの職人技という意味でも同じような解説に聞こえるので、外国人観光客たちはスタスタと見学していきます。国賓が彼らと同じとは言いませんが、上から目線で見られて「日本もなかなか頑張っているネ」と言われている気がしてしまいました。星野リゾートの星野社長が「ホテルフレームの中でのハード&ソフトでは欧米ホテルに敵わない。旅館というフレームを外国人対応にアレンジして、初めて評価され、認められる」と言っているのと同様の戦略が必要な気がしました。
top of page
検索
最新記事
すべて表示【内容】 人流データの活用 口コミデータの活用 エリアクオリア指標では、2つのビッグデータを活用して、街への共感や話題性などを計測・可視化しています 1.人流データの活用 KDDIグループの現状サービスでは、スマホなどの通信データからGPSを活用した位置情報は10Mメッ...
【内容】 世界の都市総合力ランキング Liveable Well Being City調査 住みたい街ランキング センシュアス・シティ調査 先行指標の課題と検討のポイント エリアクオリアの開発にあたっては、先行する都市評価指標を整理・研究しました。...
【内容】 街づくり関係者がコミットできる評価指標はないのか? エリアマネジメントの限界 街づくり関係者の困りごと 1.街づくり関係者がコミットできる評価指標は無いのか? 2021年に私たちの研究会の検討会議で 「行政から容積ボーナス以外のインセンティブが無いか?と相...
bottom of page
Comments