top of page
検索
  • 執筆者の写真admin

都市づくり 5.0 Beyondコロナの都市づくり50のヒント(8) 一極集中から多極連携へ

更新日:2021年7月26日

1 「どこででも働ける=どこででも暮らせる」時代 /Ⅱ 都心部・郊外部・田園部の多極連携 /Ⅲ移動創発による沿線活性化


Ⅰ 「どこででも働ける=どこででも暮らせる」時代

今回のコロナショックによるリモートワークの普及で最も大きな影響があるのは「暮らす場所の自由度拡大」だと考えます。もちろん首都圏においてもホワイトカラーなど約半数のワーカーに限られますし、フルリモートではなく週2〜3日出社のハイブリッド形式が主流になるでしょうが、「どこででも働ける =どこででも暮らせる」という認識は定着しつつあります。とりわけワークライフバランスを重視する若い世代のリクルーティング条件としてリモートワーク或いはハイブリッドワークの採用は必須になるのではないでしょうか。これまでの「会社縛り」による家や街選びから解放され、「暮らしたい家&街」の選択肢が圧倒的に増えることになります。

国土交通省による「中間層世帯の経済余力調査(2019)」によると、全国平均の2倍を超える家賃や長時間通勤に伴うコストなどの負担が大きい東京都は最下位になり、首位の三重県とは月額10万円以上の差が見られました。従来の高地価の都心に高層ビルを建て、高収益事業を展開する企業に就職し、高賃金を得て高賃料を支払って暮らすというハイリスク・ハイリターンの一極集中ライフだけでなく、ゆったりした郊外エリアさらには田園エリアに生活拠点を移し、賃金は多少低くても住宅関連費用も安く、空間的、時間的ゆとりを楽しむというローリスク・ローリターンのライフスタイルを選択することも現実味を帯びてきます。

GDPの伸びへの貢献度は低いかもしれませんが、暮らしやすさとゆとりとを手に入れる多様な選択性が、生活者各々の幸福の最大化に寄与して行くというライフスタイル動向への対応が求められているのです。


・以下の【/Ⅱ 都心部・郊外部・田園部の多極連携 /Ⅲ移動創発による沿線活性化 】 についてはnoteにて購入いただけますと幸いです。

最新記事

すべて表示

ケーススタディ2:博物館 シンコンセッション⑦

【内容】 Ⅰ 鳥取県立博物館 Ⅱ 滋賀県 東近江「森の文化博物館(構想)」 【Ⅰ.鳥取県立博物館】 概要と課題 鳥取県立博物館は、鳥取市街の中心地の鳥取城跡公園内に位置し、周囲には鳥取城跡や洋館の仁風閣などの観光スポットがあります。 総合博物館でしたが、2025年に美術部門を、県立美術館として分離させるため、鳥取県に関する歴史と自然をテーマにした展示をおこなっています。 特別天然記念物の「オオサン

ケーススタディ1 : ホール シン・コンセッション ⑥

【内容】 Ⅰ奈良県立文化会館 Ⅱ愛知県芸術文化センター 文化施設のコンセッションを検討するために、具体的に事例を元にケースステディを行います。まず「ホール・劇場」については、下記の2施設で検討します。 【Ⅰ  奈良県立文化会館】 概要 奈良県立文化会館は、奈良市の中心部、近鉄奈良駅から徒歩5分の好立地に立つホールです。 大規模改修の設計が終わり、2026年秋には、メインホール(1144席)小ホール

文化施設事業化のベンチマーク シンコンセッション ⑤

【内容】 大阪城公園の軌跡 京都市京セラ美術館の進化 独自に工夫する水族館・動物園 1.大阪城公園の奇跡 大阪市は、大阪城公園全体の運営を、公募・選定した民間事業者に任せるPMO(Park Management Organization)事業方式で、公園管理費用を賄った上で、3億円前後の納付金(借地料)を受け取ることに成功しています。 PMO事業は、一般的な PFI事業よりも、さらに運営自由度が高

bottom of page