top of page
検索

都市づくり5.0 Beyondコロナの都市づくり50のヒント(35) 街テラ・コミュニティ

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2021年9月1日
  • 読了時間: 2分

Ⅰ お寺の可能性 /Ⅱ 街テラという考え方 /Ⅲ 街テラの効用


Ⅰ お寺の可能性

お寺は全国に約7.7万ヶ所登録されています。(2019文部科学省統計)コンビニエンスストアの約5.8万店を凌駕する多さですが、江戸時代のピーク時の2/3に減っていると言います。因みに神社は約8.8万社あります。

元々は仏教の修行僧の学校が起源でしたが、江戸時代にキリスト教に対抗するため幕府が「寺請制度」を導入し、お寺は檀家として民衆を管理し、証明書の発行など役所的な役割を担って全国に展開されました。また寺子屋などの教育機能や浅草寺の例のように周辺には飲食店や芝居・寄席が並び賑わいもあった「地域の拠点」だったのです。

ところが明治政府が天皇を中心に据え神道を重視する立場を取ると、旧権力に対する住民からの反感も交えて廃仏毀釈運動が起こりました。最終的には寛容な日本人気質の中で神仏習合という流れに落ち着き今日に至りますが、お寺の持っていた役所・学校・賑わい機能は切り離され、他の都市施設に移行し「葬式機能」だけが残されたという訳です。

都市に転入する人が増え 地方では檀家が維持できず、廃寺の動きも顕著になってきています。高齢・多死社会を迎えて都心では納骨堂などが多数建設され、嫌悪施設として認識される状況で、本来は「生きること&死ぬこと」に対して最も体系的・科学的な理論を備えたお寺の役割を見直す必要は無いでしょうか。オウム真理教の事件を含めた宗教への警戒感の高まりは理解しますし、政教分離に異論ありませんが、必要以上に宗教を日常生活から遠ざけるべきでは無いと考えます。都市はコンビニよりも多いお寺と、もっと連携すべきなのです。


※以下の【Ⅱ 街テラという考え方 /Ⅲ 街テラの効用】についてはnote にて購入いただけますと幸いです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
方策2:“共体験”ドリブンのプログラム設計 日本バリュー都市 ⑧

【内容】 第1章 都市における「共体験」の意義 第2章 プログラム設計の具体像 第3章 都市に埋め込まれる導線と効果   第1章 都市における「共体験」の意義 現代の都市は、多様な文化や人々が集まり交差する舞台でありながら、その交流が十分に深まらないまま通過的に終わってしまう場面が少なくありません。 商業施設や観光資源は整っていても、それを通じて「人と人が一緒に体験する時間」をどう生み出すかが、都

 
 
 
方策1:4価値×都市要素のゾーニング実装 日本バリュー都市 ⑦

【内容】 第1章 「4価値」を都市に実装する意味 第2章 ゾーニングによる実装の方向性 第3章 街全体を「価値の地図」とする未来像   第1章 「4価値」を都市に実装する意味 現代の都市開発においては、単なる機能性や利便性だけではなく、人々がその街に愛着を持ち、心身ともに豊かに過ごせる環境づくりが求められています。 その実現のために、経済産業省が示す「日本のブランド価値」の四つの軸、すなわち Ca

 
 
 
基本方針 日本バリュー都市 ⑥

【内容】 第1章 国際的潮流と日本ブランドの追い風 第2章 都市開発における既存の課題 第3章 基本的視点と今後の実装方向   第1章 国際的潮流と日本ブランドの追い風 ここで、これまでの論点を整理しておきます。 近年、日本のブランド価値は国際社会で高く評価されています。 Anholt-Ipsos Nation Brands Index 2023において、日本は初めて総合1位を獲得し、「信頼できる

 
 
 

コメント


bottom of page