検索
  • admin

都市づくり5.0 Beyondコロナの都市づくり50のヒント(37) 街をデコる

Ⅰノイズを寄せ付けない都市 /Ⅱ 街をデコる /Ⅲ マチデコの効用


Ⅰ ノイズを寄せ付けない都市

「人間は本来さまざまなノイズを抱えた存在なので、私たちが暮らす環境もノイズ感を伴った方が心地良いのです」と建築家の隈研吾氏はノイズ感の必要性を説いています。同氏の小さな素材を組み合わせた建築デザインに、他には無い居心地の良さを感じるのは私だけでしょうか。

昔の日本の建物と街は、木と土壁と紙を主材料として出来ていました。柔らかくて温かみがあり、ヒューマンスケールで、節分や七夕など季節ごとに細やかな飾り付けの余地があり、さまざまな工夫で催事の設えが施されていました。普段は素朴でモノトーンな神社がお祭りの際に、色鮮やかな幕や簱、のぼり、提灯などで彩られると、一挙に非日常感が高まるものです。「ハレとケ」のギャップを楽しんでいました。

翻って現代都市は、コンクリートとガラスで硬くて冷たい表情になってしまいました。しかも巨大化した都市は、大型プロジェクターや電飾で彩られ、個人の力で工夫した飾り付けを寄せ付けません。非人間的で無力感さえ漂います。

都市には建築の巨大さ、無味乾燥さを和らげる工夫が必要ではないでしょうか。少なくとも「街路目線」のエリアでは「デコる」余地が必要だと考えます。


・以下の【Ⅱ 街をデコる /Ⅲ マチデコの効用】についてはnoteを購入いただけますと幸いです。

最新記事

すべて表示

街ぎわプレイスを検討する際の基本になるのが、「第1レイヤー:ユーザー・アクティビティ」です。住宅街や商業地など目指すべき街のイメージに対応して、求めるアクティビティも変わります。私たちが検討する「都心部の複合都市開発」で多いのが、クリエイティビティです。具体化するために【クリエイティブ=脳の活性化】と定義すると、【混在、交流、刺激】を促すアクティビティが有効だと推察されます。例示すると、ネクタイを

都市開発において非常に重要な役割を担う低層部の「街ぎわプレイス」ですが、通常は総合設計制度などを活用するために公開空地として計画されます。 営利利用が認められない為に、ビル風が吹き抜ける寒々しい公開空地がほとんどではないでしょうか。最近になって、公開空地のあり方について議論され始め、ランチタイムにキッチンカーが営業していたり、外向きのカフェが設けられる事例も見られますが、その場所をどのように活用す

都市開発において当然ですが「建築のあり方」は特に大切です。 ですから設計コンセプトの手がかりとなる「企画・構想(開発)コンセプト」を明確に示す必要があるのですが、逆の流れになっているのが現状ではないでしょうか。 開発プロジェクトは「取り敢えずボリュームスタディしてみる」と称して主要用途を容積率一杯に作った計画からスタートします。何度か、このボリュームスタディを目にしている内に、プロジェクトチーム内