top of page
検索

都市づくり5.0 Beyondコロナの都市づくり50のヒント(41) くらすホテル

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2021年9月15日
  • 読了時間: 2分

Ⅰコロナ前から供給過剰 /Ⅱ住宅・オフィス・ホテルのボーダレス化 /Ⅲ くらすホテル


Ⅰ コロナ前から供給過剰

2020年度の宿泊業の倒産件数は前年度比66.7%増の125件(帝国データバンク)に上っています。コロナ禍でのインバウンド消失に加えて国内移動も制限され、宿泊業は最もダメージを受けた業種といわれます。

2013年に1000万人を超えたインバウンド観光客は、2016年には2000万人、2018年には3000万人を超え、東京五輪が開催される2020年には4000万人と想定されていました。この活況予測を元に、2018年後半から一気にホテルの開業ラッシュになったのです。おそらく2015年頃にスタートしたホテル計画が具現化したものと想定されます。2019年から2021年の3年間で開業するホテルの客室数は、主要9都市だけでも8万室になります。2020年1月段階(メトロエンジンリサーチ)でシティホテル1179施設、リゾートホテル1576施設なのに対し、ビジネスホテルは8416施設となっています。

コロナ禍以前から供給過剰が不安視されていたわけです。特にビジネスホテルとして分類される宿泊特化型の開発が多く、今後の計画でもアパホテルや東横インなどが数千室を開業予定です。インバウンド需要に寄りかかった宿泊特化型ホテルの破綻は必然とも言えるのではないでしょうか。

星野リゾートの星野佳路氏は「ホテル業界について世界の発展の歴史を見て気づくのは、供給過剰と供給不足とを繰り返しているということだ。景気がいい時に多くの事業者が同じようにホテルを作る。すると供給過剰になり淘汰が起きる。それによって古くなった施設のリノベーションが起こって新陳代謝される。私たちは需要の少ない状態には慣れているし、泊まりたい需要を作り出すことが私たちの仕事だと考えている」と言い切ります。


※以下の【Ⅱ住宅・オフィス・ホテルのボーダレス化 /Ⅲ くらすホテル】につきましてはnote にて購入いただけますと幸いです。


 
 
 

最新記事

すべて表示
都市開発のアップデートの方向性 メタ・ディベロップメント 05

【内容】 第1章 従来の「床を貸して稼ぐ:倉庫型都市開発」は限界 第2章 これからの都市は「意味を祀り、関係を育てる場:神社型都市開発」へと転換すべき 第3章 「関係で稼ぐ」都市は持続性と競争力を両立させる     第1章 従来の「床を貸して稼ぐ:倉庫型都市開発」は限界 これまでの都市開発は、駅近や容積率といった立地条件を最大限に活かし、人や機能を効率よく収め、床を貸すことで収益を上げる「倉庫型」

 
 
 
文脈の重要性 メタディベロップメント 04

【内容】 第1章 都市の価値は「場所の文脈」によって決まる 第2章 文脈は「テーマコミュニティ」を通じて価値に転換される 第3章 文脈を「育て、編集する」ことが次世代の都市開発の役割     第1章 都市の価値は「場所の文脈」によって決まる 前項での認識にくわえて私たち検討では、都市や施設の価値は、立地条件や規模、機能の充実度だけで決まるものではないという認識から議論が始まりました。 むしろ、その

 
 
 
コンテンツの拡張可能性 メタバリュー・ディベロップメント 03

【内容】 第1章 コンテンツを起点に価値を拡張できる可能性 第2章 XRやデジタルは「コンテンツを拡張する装置」である 第3章 コンテンツの拡張が多元価値(メタバリュー)創出の第一段階     第1章 コンテンツを起点に価値を拡張できる可能性 私たち検討は、都市開発において価値創出の出発点となるのは、立地や規模ではなく、核となるコンテンツの存在であるという認識から議論が始まりました。 明確なテーマ

 
 
 

コメント


bottom of page