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都市づくり5.0 Beyondコロナの都市づくり50のヒント(49) 真のスマートシティへ

Ⅰ迷走する脳、偏向するネット情報 /Ⅱゴールのリアル・シフト&プロセス評価のデジタル・シフト /Ⅲ 真のスマートシティへ


Ⅰ迷走する脳、偏向するネット情報

「悩むことと、考えることは似て非なるもの」とよく言われます。人間の「脳」には外界からの情報に対して、瞬時に因果関係を繋ぎ合わせて物語化し、シュミレイションを行なうデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)と言う働きがあります。この働きのおかげで毎回一から情報処理をする手間を省き、脳のエネルギーを節約できているのですが、一方でDMNは自分を中心とする思考や感情を何度も繰り返して反芻し、「ルビンの壺」の錯視のような状況を含めて、独自の記憶や物語を仕立て上げてしまう傾向があります。この脳の迷走が思い込みやこだわり、果てはうつ病の一因だといわれています。さらに今日ではアルゴリズムの集積でもあるネット環境において、自分の好みや興味に関連性のある情報が集められ提供されるフィルターバブル現象によって、この迷走が増幅されるわけです。脳内では過去の情報や記憶を基に反芻していくため、将来のことを考えると不確定要素ばかりが気になり、頭の中でグルグル回り、混乱・不安が増幅するだけの状態になってしまいます。

「もっと大きく、もっと沢山、もっと早く。。」脳内の想念とネット環境とのループに乗ると、欲望も要求も無限大に広がり暴走してしまい勝ちです。想念×デジタル全盛の現代社会だからこそ、無限に広がり彷徨する脳内イメージを意識的にコントロールする必要があるのです。


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