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都市再開発の可能性

  • 執筆者の写真: 松岡 一久
    松岡 一久
  • 2019年6月14日
  • 読了時間: 1分

昨日  (一社)国際文化都市整備機構の全体会議があり、東工大の中井検裕教授に本年度の研究テーマである「街のコンテンツ(横丁文化)を継承する都市開発」に因んだ基調講演をいただきました。

市場や横丁などの低密利用エリアを一掃して、公開空地を伴う高層ビルを作るのが一般的な都市再開発と思い込んでいたのですが、新橋駅前ビルなどのように横丁を再現したような市街地改造の手法や金沢の近江町市場のように賑わいと風情を残した再開発などの事例を提示いただきました。

要するにひたすら高度利用ばかりを目的化しないで、権利者調整の手間を掛ければ都市再開発においても工夫はできるという事だそうです。

「標準化を基軸にしたグローバル価値」と「固有化を基軸にしたローカル価値」との併存が都市の魅力であり、森記念財団の都市評価においても「感性価値」の重要性が説かれています。

複合都市開発でもこの二つの価値を併存させる開発スタンスが必要で、そのローカル価値の最たるモノとして「横丁文化」を位置づけ、計画していけば良いのではないでしょうか?具体的な計画の方策などは今後の部会で検討していきますが、本年度のキックオフにふさわしい視点を提供頂けたと思います。

 
 
 

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