Beyond コロナの都市を考えて行く際に必要な5つの視点について、学際的な活動をされている西村勇哉氏( NPO法人ミラツク代表)にお話を伺いました。
第1の視点:農耕文明以前とされるトルコの古代都市遺跡の発見から「まず初めに集まりありき」だったのではないか?と言う根源的な問いの必要性があると言う視点をいただきました。
集まって住むために農耕文明が生み出されたと言う事です。
第2の視点:約100年前の同時期の2枚の写真(日本の籠での旅行風景とアメリカのライト兄弟の初飛行)を元に、それぞれはどんな未来が描けるかと言う発想の起点が大きく作用すると言う話。
第3の視点:技術の進化だけで考えるのではなく、社会的な容認や経済的合理性などのよる上限設定の必要性。
第4の視点:ムーアの法則を元にした加速度的な技術の進化速度についての配慮「科学技術は思っているよりも早く進化する」と言うコト。
第5の視点:ピアノの鍵盤がタイプライターの進化に寄与したことを例に文脈による価値創造など。
今回のコロナ禍がこれらの「一度立ち止まって未来を考える機会」になるのではないか?と言う指摘をいただきました。
この文章はFIACS 2020研究「Beyond コロナの都市づくり」より抜粋・要約したものです。
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