都市が人類の最大多数の価値観を反映する舞台だとすると「移動・交流価値/集積・集客価値/一斉・一律価値」などの価値シフトを踏まえた最適解を考える必要があると思います。
移動に伴うストレスと無駄の実感、オンラインが基本でリアル対面が特別、適正規模のコミュニティやコミットの自覚、一律ではない独自行動の可能性などこれまでとは異なる価値観への対応です。
これまでは量を集めることでの経済性を求めざるを得ない構造であったのが、オンラインを中心とした技術革新により、離れていてもバラバラの時間でもきめ細かな対応が可能になって来ています。
特定の商品・サービスに対する様々な関係性やコンテクストを理解した「質を伴ったマーケット」であり、安全性確保を基本にすることで格差の顕在化を伴う質の経済性を推進する好機とも言えます。
この文章は「Beyond コロナの都市づくり( FIACS編 都市出版)」より抜粋・要約したものです。
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