top of page
検索

Beyond コロナの都市づくり 11 「Beyond コロナ時代の都心、郊外、田園①」

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2021年3月8日
  • 読了時間: 2分

今回のコロナショックによるテレワークの普及で、最も大きな影響があるのは「暮らす場所の自由度」だと考えます。

もちろんホワイトカラーなど首都圏でも約半数のワーカーに限られますが「どこででも働ける =どこででも暮らせる」という認識が定着しつつあります。

これまでの「会社縛り」から解放され「暮らしたい街」の選択肢が増えます。

逆に言えば街にとっては人口減少社会の中でこれまでの通勤利便性評価だけではない「選ばれる街」戦略が必要になるというです。

ハイリスク・ハイリターンの都心一極集中から「都心、郊外、田園の三曲連携」の時代には各々の特性を活かし、住民や企業に選ばれる環境整備を競い合う時代なのです。

郊外部では在宅ワークの限界感を踏まえ、週3−4日働けるサードワークプレイスへのニーズが高まると考えます。

これまでのようなカフェ風のオープンなコワーキングだけでなく、法人対応のセキュリティにも配慮されたワークプレイスが必要です。

終日の昼間人口が増えることにより、チェーン店でのランチ対応だけではないレベルとバリュエーションのダイニングやショップが求められるようになります。

ママ友だけではない知縁コミュニティ有効だと考えます。新しい生活スタイルに対応した「暮らしのREデザイン」が必要なのです。


この文章は「Beyond コロナの都市づくり( FIACS編 都市出版)」より抜粋・要約したものです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
基本的な視点と三つの戦略 AI共創オフィス ⑥

【内容】 第1章 AIと分散ワークがもたらす働き方の地殻変動 第2章 AI時代の競争力を支える「企業文化」という内的OS 第3章 AI×文化の共創拠点としての企業オフィスとサテライトオフィスの連携     第1章 AIと分散ワークがもたらす働き方の地殻変動 生成AIの進化とリモートワークの定着により、私たちの「働く場所」の概念は大きく変わりました。 業務の多くはオンラインで完結でき、駅ナカや自宅、

 
 
 
AI時代における企業オフィスの課題と方向性  AI共創オフィス ⑤

【内容】 第1章 AIが生む「標準答案社会」と思考の軽量化 第2章 意思決定の“軽さ”がもたらす成長の喪失 第3章 “唯一無二”の判断軸を生むのは、企業文化である     第1章 AIが生む「標準答案社会」と思考の軽量化 現代は、AIの進化とリモートワークの普及によって、私たちの意思決定のあり方が大きく変化しています。 とりわけAIは、「優秀な常識人の標準答案」とも言うべき、整合的で倫理的かつ網羅

 
 
 
オフィス研究の変遷 AI共創オフィス ④

【内容】 第1章:管理のためのオフィス ― 生産性と効率の時代(1900〜1950年代) 第2章:人間中心のオフィス ― 働きがいと組織文化の時代(1960〜1980年代) 第3章:知識と多様性の時代 ― IT革命と新しい働き方(1990〜2010年代)     ここでオフィスの進化を先導してきた「オフィス研究」の変遷について、お整理しておきます。 第1章:管理のためのオフィス ― 生産性と効率の

 
 
 

コメント


bottom of page