top of page
検索

エリアマネジメントのゴールは?

  • 執筆者の写真: 松岡 一久
    松岡 一久
  • 2016年8月4日
  • 読了時間: 2分

先日、FIACSの分科会でエリアマネジメントに関する事業化検討を議論する機会がありました。


最近の複合都市開発ではほとんど必須条件になっているエリアマネジメント活動ですが、アメリカのようにBID制度で資金が得られる訳でもなく、財源も出口も見えないまま先細りしていく活動が大半ではないでしょうか?オープンカフェなどのイベント収入や屋外広告収入などでは人件費も賄えないのが実情です。

そんな中で保井美樹先生が指摘されたのは「初期活動を通じて地域の機運が醸成してネタ出し」がされた上で「公共空間における超・規制緩和を目標にすべき」ということでした。

一時利用ではなく占用使用権を獲得して道路内建築を建てるとか、場合によっては廃道して事業化するとかの「超・規制緩和」を目指す訳です。

そのためにもエリマネ組織が責任を持てる体制になる必要があります。

個人や法人があるように「街人」化が必要です。

法人格と同様に「街人格」を持った組織が街に対する責任を負った上で、投資や行政協議を重ねながら事業展開していくのです。

さらにスポーツ・健康、音楽、ファッション、デザインなどのテーマ化しての個性の獲得や交流、それらの理念の見える化としてのキャラクター展開などの知財運営などを総合的に推進する活動として考える必要がありそうです。

エリアマネジメントとは街と連携して活性化を図る街づくり「活動(=ボランティア)」ではなく、街をリソースにして「街人化」した上で総合的に価値創造を図っていく経営スキルとノウハウが必要な「事業(=ビジネス)であると言い換えることができそうです。

非常に興味深い検討会でした。


 
 
 

最新記事

すべて表示
推し核交感拠点の形成プロセス メタディベロップメント 18

【内容】 第一章 推し核は「建築計画」ではなく「社会実験」である 第二章 構造が自走するかを見極めるSTEP段階 第三章 本格実装とテーマプラットフォーム化 第一章 推し核は「建築計画」ではなく「社会実験」である 本章では、推し核の導入プロセスについてHOP STEP JUMPの3段階で整理します。 推し核は、最初から大規模投資で実装するものではありません。むしろ空き区画を活用したスモール

 
 
 
「推し核」実装の3ステップ メタディベロップメント 17

【内容】 第一章 推し核実装は三段階で進化する 第二章 共同育成による学習と蓄積 第三章 自主育成による価値創造拠点への転換 第一章 推し核実装は三段階で進化する 本章では、推し核を都市に実装するための進化プロセスについて整理します。 推し核をいきなり自主育成しようとすることは、現実的ではありません。都市開発においては、段階的に能力を高めていく戦略が重要です。 推し核の実装は大きく三段階に

 
 
 
方策D.スポンサー協賛モデル メタディベロップメント 16

― 広告ではなく「関係投資」として都市を支える仕組み ― 【内容】 第1章 スポンサー協賛モデルの基本思想と位置づけ 第2章 スポンサー協賛モデルの仕組みと成立要因 第3章 事例に見るスポンサー協賛モデルの収益性と強さ 第4章 スポンサー協賛モデルが完成させる多元価値構造 第1章 スポンサー協賛モデルの基本思想と位置づけ 推し核型都市開発におけるスポンサー協賛モデルは、従来の広告協賛と

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page