検索
  • 松岡一久

「オンラインでも会議できるネ」の次を考える

 緊急事態宣言が全国に広がり、ある種の覚悟が浸透してきた2020年春、テレワークにも慣れオンライン会議が定着しつつあります。

家やオフィスの通信スペックの不備を嘆き、オンオフの切り替えに苦労しながらも「オンライン会議のほうが空気読めない分、効率いいかも」「在宅の方が作業に集中できるかも」などの反応が挙がっています。

先行企業の実績からオンライン会議が、1対1の会話や多人数への連絡などには適しているが、ブレストなど創造及び課題解決分野では生産性が落ちることがわかっています。

ただ今回の経験が通勤地獄への疑問(リスク)と生活(徒歩)圏の充実に向けられることは明らかだと考えます。


 先日の緊急募集に対して寄せられた「想定外のポスト2020」に関する意見を「縦軸:生活⇄社会」「横軸:現況⇄未来」のマトリクス上に下記のように分類しました。

左下の「テレワーク可(現況)」から最上段の「慣習刷新~未来は作るモノ(あるべき方向)」まで様々な見解が並びます。

「①いろいろ苦労しながらもテレワーク実装」「②まず家と徒歩圏の価値向上を図る必要実感」「③その結果として都心と通勤への意識変化」の前提条件A、「④景気後退と業界再編」「⑤ビジネス動向シフト」の前提条件Bを踏まえて「⑥ポスト2020の都市の在り方」「⑦次世代ニーズとビジネス」と分類できると考えます。

以下何度かに分け検討・「共有していきたいと思います。

最新記事

すべて表示

都市開発5.0 Beyond コロナの都市づくり50のヒント⑸ MaaSによる都市革命

Ⅰ MaaSの現在位置 /Ⅱ 都市が変わる /Ⅲ 街路が変わる Ⅰ MaaSの現在位置 私たちの研究会においてモビリティ研究の第一人者である牧村和彦氏(一社 計量計画研究所理事)に登壇いただきました。欧米での最新動向として、まず2020年秋からのGoogleによる自動運転タクシーの商用サービス@アリゾナや、アマゾンによる自動運転バス@カリフォルニアの事例が提示されました。東南アジアのグラブやUb

都市開発5.0 Beyondコロナの都市づくり50のヒント ⑷ 次世代の都市評価指標づくり

ⅠBeyondコロナの都市評価指標の必要性 /Ⅱ 生活圏の幸福論 /Ⅲ 評価指標の考え方と効用 1Beyondコロナの都市評価指標の必要性 コロナショックを経てリアルな出社、会議、さらには「リアル都市の価値」が問われていると考えます。ダボス会議における「グレートリセット」の議論の象徴されるように、現代都市の基本原理である「集積による経済合理性」が根本的に見直されているからです。 現状の都市に関する

都市づくり5.0 Beyondコロナの都市づくりヒント50 ⑶ソシオ・マーケットプレイス構想

Ⅰ 都心商業施設の次の一手/ Ⅱ 共創型マーケットプレイスの考え方/ Ⅲ ソシオマーケットプレイスの事業と効用 1 都心商業施設の次の一手 コロナショック以前から減衰傾向にあった都心商業施設の売り上げは、外出自粛や営業時間制限、そして何よりもテレワークの浸透に伴う通勤者の減少によって、大打撃を受けています。買い物行動では衝動買いが8割、滞留客は客単価4割アップという定説があり、都心商業施設は集客・