top of page
検索

Beyond コロナ5

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2020年7月15日
  • 読了時間: 3分

仮説)次世代の都市型商業(外食)


最も都市的な産業と言える外食産業は、今回のコロナショックにより大きな打撃を受けた業界です。

欧米に比べ参入障壁が低く自由度が高い業界環境が、多彩でレベルの高い日本の食文化を形成してきた訳ですが、その業界環境が今回は災いし状況が一変しました。

さらにリモートワークの継続により都市部のワーカーによる会社帰りの立ち寄りニーズや接待ニーズという根幹となる消費が無くなり、厳しい状況に輪をかけ業界再編と淘汰の嵐が吹き荒れています。

テイクアウトやデリバリーなど複合的な事業構造化を試みていますが、対応できるのは商店街路面店の一部であり客単価減と経費増に苦悩しています。

厳しい淘汰状況ですが、 Beyond コロナ時代には下記のような業態イメージが想定されます。

1:体験共有ダイニング

「わざわざ外で食事する」という行為が非常に特別なものになる前提に立つと、単に美味しいものを食べるだけでは物足りないと考えます。

食事を彩る時空間を共有するにふさわしい体験価値が求められるのではないでしょうか。

音楽ライブレストランがわかりやすい例ですが「○○&食体験」が必要になります。

調理を間近で楽しめるシェフズテーブル的な演出はもちろんのこと、「クッキングスクール的に一緒に調理を楽しめる」あるいは「食材を栽培、収穫の段階から共有体験する」「生産者トークによる生産ストーリーの共有」など様々な体験を共有できる広義のライブダイニング環境が求められると想定します。

2:キッチンステーション

より気軽な業態では複合事業を前提にした店舗計画が必要になります。

テイクアウト・食物販やデリバリー、クッキングスクールなどに対応するには従来のイートイン中心の店内配置ではなく、キッチン中心にレイアウトし直す必要があります。

基本的に日常動線での立地が不可欠となり、上層階における展開ではデリバリー主体のクラウドキッチンが現実的だと考えます。

3:ハイブリッドスナック&クラブ

様々なビジネスネットワークを構築していく上で「二次会業態」は有効だと考えます。

毎日の通勤ではなく会社帰りの立ち寄りが非日常になり外出が気軽なもので無くなる社会では、日常的にオンラインでつながっておく必要があるのではないでしょうか。

現行のオンライン飲み会・スナックでは手持ちの酒・料理のため低単価ですが、より専門化&洗練されたサービスになっていくのではないでしょうか。

オンラインを前提にしたコンテンツとサービス・演出を工夫し「一人カラオケボックス」のようなスペース同士が繋がると、客単価も向上し検索&トライアル体験を通じてリアル店へ新規客を呼び込むプラットフォームになるかも知れません。

 
 
 

最新記事

すべて表示
第2章 メルボルンはなぜ世界一住みやすい街になったのか

― 都市再生が生み出した「暮らしの質」― 【内容】 1.メルボルンは20年以上かけて街を育ててきました 2.目指したのは「24時間人が暮らす都心」でした 3.住みやすさは「都市の文化」から生まれました 1.メルボルンは20年以上かけて街を育ててきました オーストラリア第二の都市メルボルンは、現在、「世界で最も住みやすい都市」の一つとして広く知られています。 街を歩いていると、その理由はすぐに分かり

 
 
 
第1章 今、街づくりをアップデートするのか メルボルンの街づくり ①

― 成長社会から成熟社会へ ― 【内容】 1.現在の街づくりは「高度成長という時代の解答」でした 2.しかし、街を取り巻く前提条件は大きく変わりました 3.これからは「文化を育てる街づくり」が求められます 1.現在の街づくりは「高度成長という時代の解答」でした 私たちが暮らしている都市の多くは、高度経済成長期に形づくられました。 人口が増え、都市へ人が集まり、住宅やオフィスが不足していた時代で

 
 
 
第10章 しなやかな社会へ 情感資本によるしなやか社会づくり ⑩

【内容】 1.効率だけでは、幸せな社会はつくれません 2.MINYOは、一人ひとりが始められる文化です 3.情感資本が、しなやかな社会を育てます 1.効率だけでは、幸せな社会はつくれません 本シリーズは、「効率が悪い」と言いたいわけではありません。 むしろ、効率はこれからも社会に欠かすことのできない基盤です。 医療も、防災も、交通も、行政も、効率があるから私たちの暮らしは支えられています。

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page