top of page
検索

Office as a Service(OaaS)の時代 2

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2021年6月2日
  • 読了時間: 2分

具体化イメージ⑴ 人・スペースの共用・効率化


ハイブリッド勤務の定着により、会議室不足が顕在化してきました。コロナ以前からの1on 1ミーティングの普及に加えて、在宅ワーカーとの連絡を含むオンライン会議が大幅に増え、会議室を一人で使うニーズの激増が原因のようです。 Beyond コロナのオフィスでは総面積の約16%を占めていた会議・ミーティングスペースの大幅増加が想定されます。加えてオンライン会議を開催する際にディスプレイやマイク・スピーカーなどの新たな特化機能も求められます。このような新しいスペースニーズを個別企業がテナント区画内に独自で確保するのではなく、一部を共用化してスリム化してはどうでしょうか。それに加えて人材リソースについても接客・アシスタント業務の周辺業務だけでなく、デジタル、イノベーション分野などの新しい特化人材の共用ニーズが想定されます。各企業のオフィスワークを新規事業開発などのクリエイティブワークに集中させるためにも、「人・スペースの共用・効率化」が有効になると考えます。例えば個別で確保していた会議・ミーティングスペースの1/4でも共用化できればどうでしょうか?(例示試算すると1万坪月坪2万円のオフィスの場合:16%=1600坪の1/4、400坪を共用・効率化できた場合、月額800万円、年間9600万円以下の共益費負担であればメリット有り) Oaa S の第一ステージとして人・スペースの共用・効率化は有効であると考えます。

 
 
 

最新記事

すべて表示
共体験研究の変遷 共体験デザイン ③

【内容】 第1章 共体験研究の萌芽と概念の確立 第2章 共体験の社会的接合と都市研究への展開 第3章 共体験の測定・検証と都市開発への統合   第1章 共体験研究の萌芽と概念の確立 都市開発における「共体験」の研究は、1960年代から80年代にかけて、公共空間における人々の行動観察から始まりました。 ウィリアム・ホワイトの『The Social Life of Small Urban Spaces

 
 
 
共体験の定義 共体験デザイン ②

【内容】 第1章 「共体験」とは何か 第2章 都市開発における共体験の広がり 第3章 都市開発での実践方法   第1章 「共体験」とは何か 「共体験(Co-experience)」とは、複数の人が同じ時間や場所で体験を分かち合い、その中で互いに感情や意味を育てていくことを指します。 例えば、一人で食事をするのと、友人や家族と一緒に食事をするのとでは、同じ料理でも感じ方が違います。 それは、周りの人

 
 
 
今なぜ 共体験なのか? 共体験デザイン ①

【内容】 第1章 社会的背景と都市における共体験の必要性 第2章 経済的・技術的背景からみる共体験デザインの価値 第3章 多様性・実務性を踏まえた都市開発の新たなインフラ     第1章 社会的背景と都市における共体験の必要性 現代の都市は、人の数こそ多いものの、匿名性が強まり個人は孤立しがちです。 都市生活者の多くは、道を行き交う群衆の中で互いに接触することなく、ただ通過していく日常を過ごしてい

 
 
 

コメント


bottom of page