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ひと・まち・くらしのアップデート④

  • 執筆者の写真: 松岡 一久
    松岡 一久
  • 2019年5月31日
  • 読了時間: 1分

更新日:2019年6月14日

アップデートの対応要因の最後は「超成熟市場」です。

家には一通りのモノが揃い、便利なネット通販が充実した現代社会の中で、「ワザワザ街なかのお店に出かける意味」が問われているのです。

実際に若年層の外出度が低下してきたというデータと共に、ネット通販の年間売り上げは20兆円(全国の百貨店売り上げの約3倍)に届こうとしています。

中国ではアリババによるオムニショップの「フーマー・フレッシュ」が通常店舗の3,5倍売場効率をあげて注目され、経産省でもリアルとネットが融合した消費体験に関して「消費インテリジェンス研究会」を立ち上げています。

快適・便利という機能価値、情報価値に加えて、共創プロセスやファン思考に基づく「共感価値」が必要になってきているのではないでしょうか?

これからの開発スタンスはリアルとネットとの連携を前提に「誰が、何の為につくった店、街なのか?」に対する想いを明確にし、発信し続ける必要があるのです。

これまでが派手なセールスプロモーションで集客販売する「恋愛型」の開発運営であったのに対し、これからは誠実に末長く信頼を築いていく「結婚型へとアップデート」した開発運営が求めらるのだと実感しています。

 
 
 

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