top of page
検索

方策3 コンテンツ発信・プラットフォーム ネオ生業の時代 ⑨

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 4月23日
  • 読了時間: 3分

【内容】

  1. 第三要件としてのコンテンツ発信

  2. ベンチマークとしての「シブヤ経済新聞」

  3. コンテンツ発信の具体策

 

 

1.第三要件としてのコンテンツ発信

ネオ生業を推進するための第三要件として、「コンテンツ発信」を提案します。

シェアの仕組みによって負担軽減され、フェス感覚によって自由と活気とをまとうようになったネオ生業に必要なのは、集団・コミュニティとしての求心力と柔軟性です。

単に副業感覚でライフワークを営む個店が、ただ集まっているだけでは、「烏合の衆」になってしまい継続性は担保されません。

ネオ生業のコンセプトや方向性などを表明しながら求心力を強め続ける必要があります。

そのためには、「言語化」していく事が大切で、内外に発信していく必要があります。

また同時に放置しておくと硬直化してしまうコミュニティに対して、常に外部の変化をフィードバックしておく必要があるのです。

ネオ創業のプラットフォームとして、「コンテンツ発信」を盛り込むことによって、内外の視点を取り入れ、コミュニティとしての求心力と柔軟性が得られ続けると考えます。

 

2.ベンチマークとしての「シブヤ経済新聞」

シブヤ経済新聞は、渋谷区を中心に地域のビジネスや文化に関する情報を発信しているオンラインメディアです。

その魅力は、地域密着型の情報提供にあります。

渋谷という若者文化や新しいトレンドの発信地として注目される場所をテーマに、最新のビジネス動向、イベント、店舗のオープン情報など、地域のあらゆる情報をいち早く届けています。

特筆すべきなのは、そのポジショニングとビジネスモデルです。

基本はブログサイトなのですが、「〇〇経済新聞」のラベルによって、街のハッピー情報のヒヤリングが「取材」となり、ブログが「記事」というポジションと役割を確立しています。

運営者は街づくり関連事業を本業とする人たちで、副業としての取材・発信が、ネットワーク拡大を通じて本業に寄与するという構造になっています。

ローコスト運営で日本各地に横展開し「みんなの経済新聞」として読者数を増やし、広告収入を得るまでに成長しています。

地域の企業や店舗、イベントなどのスポンサーシップを通じて収益を上げています。

記事内容の中には、地元の企業のPRや新サービスの紹介が含まれることが多く、これが広告収益を生み出す仕組みとなっています。

このような広告手法は、読者にとっても地域の情報を得るために有益であるため、自然な形で広告が組み込まれている点が特徴です。

 

3.コンテンツ発信の具体策

ネオ生業に関するコンテンツ発信のアイデアを5個挙げてみます。


  1. 出店者インタビュー

    ネオ生業に出店している人たちへのインタビュー動画や記事を作成。出品している商品に対する思いや、出店する楽しさを伝えます。


  2. ネオ生業マーケットでの面白いエピソードや奇跡の瞬間

    出店者や来場者の面白いエピソードを集めてシェア。思いがけない出来事やユニークなアイテムとの出会いを伝える。


  3. 初心者向けガイド

    初めてネオ生業マーケットに参加する方向けに、出店方法や購入時のポイントなどを解説するコンテンツ。


  4. 出店者のおすすめ商品ランキング

    毎回のネオ生業マーケットでおすすめの商品をランキング形式で紹介。人気のアイテムや意外な掘り出し物を紹介。


  5. ネオ生業マーケットと地域活性化

    ネオ生業マーケットが地域に与える影響や、地域活性化の一環としての取り組みについて取り上げる。地元の店舗とのコラボなども紹介。


これらのアイデアを組み合わせて、SNSやブログ、動画プラットフォームで発信すれば、より多くの人々にネオ生業マーケットの魅力を伝えられそうです!

 
 
 

最新記事

すべて表示
共体験の定義 共体験デザイン ②

【内容】 第1章 「共体験」とは何か 第2章 都市開発における共体験の広がり 第3章 都市開発での実践方法   第1章 「共体験」とは何か 「共体験(Co-experience)」とは、複数の人が同じ時間や場所で体験を分かち合い、その中で互いに感情や意味を育てていくことを指します。 例えば、一人で食事をするのと、友人や家族と一緒に食事をするのとでは、同じ料理でも感じ方が違います。 それは、周りの人

 
 
 
今なぜ 共体験なのか? 共体験デザイン ①

【内容】 第1章 社会的背景と都市における共体験の必要性 第2章 経済的・技術的背景からみる共体験デザインの価値 第3章 多様性・実務性を踏まえた都市開発の新たなインフラ     第1章 社会的背景と都市における共体験の必要性 現代の都市は、人の数こそ多いものの、匿名性が強まり個人は孤立しがちです。 都市生活者の多くは、道を行き交う群衆の中で互いに接触することなく、ただ通過していく日常を過ごしてい

 
 
 
AI共創オフィスが拓く未来 ─ 人とAIが“共に働く”社会のビジョン AI共創オフィス ⑩

【内容】 第1章:オフィスの役割は「作業場」から「意味場」へ 第2章:企業文化が“見えないOS”として浮上する 第3章:本社とサテライトの分担による「立体的オフィス戦略」     第1章:オフィスの役割は「作業場」から「意味場」へ かつてオフィスは、社員が集まり、情報をやり取りしながら仕事を進める「作業の場」でした。しかし、AIが高度に発達し、検索・提案・要約・意思決定の一部を代替するようになった

 
 
 

コメント


bottom of page