top of page
検索

次世代エリマネ(TCD)の時代④ Town Contents Development:街のコンテンツ価値創造の基本方針

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2021年12月1日
  • 読了時間: 2分

よく「まちづくり」の現場から「街の情報発信が不足している」という課題を耳にしますが、相対評価ができていないと認識してしまいます。2020年度のデータ流通量は数千億ギガバイトという膨大な情報洪水の状況です。個人のこだわりや手法を羅列して発信するだけでは、どれほど大量に情報発信したとしても、他の担い手との違いも分からずネタ切れし、効果が現れないのは当然と認識すべきです。【個の魅力はグルーピング&体系化】しないと受け手に伝わらないのです。

私は「街づくり」という言葉も嫌いです。みんなで繋がって街のことを考える活動の総称になっているからで、ワークショップなどを開催して、みんなで街の魅力を再発見し、課題を共有することがゴールになってしまっています。街の活性化にはもっと自律的な経済圏を形成する思考が必要です。その意味で本来の意味の都市経営やタウンマネジメントが必要なのだと考えます。芸能事務所におけるマネジメントとは、タレントの才能を発掘し磨き上げ、楽曲を提供してライブ活動で集客し、メディアに出演して知名度を高め、CDなどのコンテンツを販売し、テレビ広告料などで収益を積み上げていく一連の価値化プロセスを指しています。街にもこのような思考やプロセスが必要なのではないでしょうか。例えば①テーマ性のあるイベントを開催で特徴化を図る。②メディアとの連携で知名度向上&ブランディングする。③地域だけでなくファン・コミュニティを形成する。④企業タイアップやスポンサードを得る。という流れが想定されます。

欧州サッカーのビジネスモデルはスタジアムの観客チケットを柱とした「集客ビジネス」ではなく、コンテンツをストックし有償提供する「コンテンツビジネス」に移行しており、さらにブランドビジネスを標榜している状況です。

街でイべントを開いて集客し飲食消費などから賃料を得て、その一部を共益費にあてる「集客型」だけでなく、街の魅力をオンラインを通じて発信し、都市外の地域・企業のコミットから収益を得る「コンテンツ型」を志向すべきです。「Town Contents Development:街のコンテンツ価値創造」という視点が必要なのです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
漫画立国論 ③

漫画の“効き方”と日本の感性 ―― 美意識・コミュニケーション様式との親和性 ――   【内容】 第1章 マンガは「余白を読む社会OS」です 第2章 マンガは「うまくいかない日常」を処理します 第3章 マンガという社会OSが果たす現代的役割     第1章 マンガは「余白を読む社会OS」です 日本の文化には、すべてを説明しきらず、決めつけないことを良しとする感性があります。 建築や庭園、芸能、会話

 
 
 
マンガの定義:漫画立国論 ②

【内容】 第1章 マンガは日本社会が育ててきた「感情処理の技術」です 第2章 マンガは「描かれる価値」を社会に広げてきました 第3章 マンガという社会OSの定義     第1章 マンガは日本社会が育ててきた「感情処理の技術」です 「マンガ」というと娯楽や産業を思い浮かべがちですが、ここではもう一段深い定義が必要です。 マンガとは、人々の実生活や感情、言葉にしづらい違和感を、連続する視覚表現によって

 
 
 
なぜ今、マンガという社会 OSが必要なのか 漫画立国論 ①

【内容】 第1章 社会は「説明できない苦しさ」を処理できなくなっています 第2章 マンガは「主張しない公共言語」です 第3章 マンガという社会OSを持つという選択     第1章 社会は「説明できない苦しさ」を処理できなくなっています いまの社会には、かつてとは質の異なる苦しさが広がっています。 失業率や所得のように数字で示せず、制度や責任論でも整理できない、「うまく言葉にできない生きづらさ」と言

 
 
 

コメント


bottom of page