top of page
検索

次世代医療モールの時代⑤ 医療マーケティングの必要性①

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2022年4月4日
  • 読了時間: 2分

都心型医療モールが増え、患者が病院を選ぶ時代になっています。医療モールにもマーケティングが必要なのです。

アメリカでは1980年頃から、日本では1990年代から医療マーケティングという言葉が使われ出しました。通常4P[Product(製品)Price(価格)Place(流通立地) Promotion(販売促進)]の組み合わせによって自社の強みと課題とを分析・戦略化していく事が、マーケティングの王道ですが、製品と価格が定められ、販促が規制される病院業界におけるマーケティングは、Place選定及びこれにまつわるアメニティ環境に注力される事になります。医療モールの開発に当たっては、診療科目の市場及び競合調査などはもちろん実施するのですが、立地勝負となると中心市街地の空洞化という動向を受けて、より良い立地での最新スペックで開業する後発開発が可能になり、所謂「後出しジャンケン」状態で、既存施設が不利になり、淘汰されることが繰り返される状況になります。

そこで顧客満足とライフタイムバリューというアプローチはできないでしょうか。医療モール本来のポジショニングを踏まえると、より高度な検査や治療、手術、入院が必要な場合に対応し、大病院と緊密に連携しておくことは、早期発見、早期治療により患者の負担が軽く済むことはもちろん、医療モールの回転率向上とともに、信頼を高めますし、国民医療費の軽減、社会資本を活用コスパも高くなると考えます。

従来は情報の非対称性から、医療に関しては「任せるしかない」状態で、知名度やブランドに頼るしかありませんでしたが、医療モールの役割を明確にすると、高度な対応が可能な大病院との連携を前提に、できる限り気軽に訪れ、早期発見できる「診療の質」の提供が有効であるがわかります。

 
 
 

最新記事

すべて表示
方策1:関係性の見える化  ご近所資本主義 ⑥

【内容】 第1章 なぜ「関係資本の見える化」が必要なのか 第2章 関係を測り、共有するための仕組みづくり 第3章 評価軸の転換がもたらす社会的効果   第1章 なぜ「関係資本の見える化」が必要なのか ご近所資本主義を社会に根づかせるために、最初に越えるべき壁は、「信頼」や「応援」といった価値が、経済や制度の言葉として扱われてこなかった点にあります。 これまでの地域政策や経済評価は、売上高や来街者数

 
 
 
基本方針 ご近所資本主義 ⑤

【内容】 第1章 これまでの論点-なぜ「ご近所資本主義」が必要とされてきたのか 第2章 ご近所資本主義を貫く基本的視点 第3章 浸透に向けた三つの方策   第1章 これまでの論点-なぜ「ご近所資本主義」が必要とされてきたのか これまでの議論を通じて明らかになってきたのは、現代のまちづくりが、経済効率や利便性を過度に優先するあまり、地域の持続性や幸福度を損なってきたという構造的課題です。 大型商業施

 
 
 
実装のための課題 ご近所資本主義 ④

【内容】 第1章 制度と経済が抱える構造的な壁 第2章 文化と心理に根づく意識の転換の難しさ 第3章 空間と運営に求められる持続のデザイン     第1章 制度と経済が抱える構造的な壁 「ご近所資本主義」が社会に浸透するうえで、まず直面するのは制度・構造面の課題です。 現在の都市計画や商業政策は、床効率や地価上昇、大規模投資といった「効率と規模」を前提に設計されています。そのため、小さな商いや地域

 
 
 

コメント


bottom of page