top of page
検索

街のコンテンツ5

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2020年4月9日
  • 読了時間: 2分

横丁の継承作法とはどんなものなのでしょうか?

私たちはハード、ソフト各々4点を抽出しました。


ハード面では、

①まず「ワザワザ行くのではない動線立地」を挙げました。 ちょっと立ち寄れるという意味で駅の脇などの立地での通り抜け動線が重要です。

②次に「個人オペのスケール感」があります。 横丁のお店は基本的には店主を中心としたカウンター形式の個人オペレーションが可能な店舗規模があります。

③次に「街路との一体感」があります。

できれば「開け放ち形式」が理想的ですが、店内の様子がわかるオープンな店構えが必要です。 ④最後に「集積感」です。

その横丁に行けばとりあえずどこかに入れるという安心を得るためにも10~20店程度の集積は必

要です。


次にソフト面ですが、

①まず「店主の個性」が挙げられます。客が必ずしも美味しさを求めている訳ではないので、店主のキャラクターやこだわりが必要になります。

②次に「専門店連携」が挙げられます。

一店でなんでも完結してしまうのではなく、「焼き鳥」「おでん」など専門店として住み分けながら、はしご酒ができるようお互いに送客しあい連携していく必要があります。

③「女性客のOKな安心、清潔感」も必要です。

ピカピカである必要はありませんが、トイレを含めて見守られる安心感が求められます。

④最後に「ホーム感」です。 フラットな居心地の良さは必須です。

併せて、建築家の隈研吾さんの言葉で「ノイズ感」と言われる緊張ではなく埋没できる心地よさが大切なようです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
方策2:共体験アーカイブ&データ還元 共体験デザイン ⑦

【内容】 第1章 共体験アーカイブ & データ還元の基本発想 第2章 共体験アーカイブの具体的要素 第3章 効果測定と都市開発への意義   第1章 共体験アーカイブ & データ還元の基本発想 都市は単なる建築物や交通の集積ではなく、人々が日常やイベントを通じて共に体験し、その記憶を積み重ねていく舞台です。 近年の都市開発では、この「共体験」をどのように記録し、再提示していくかが重要なテーマとなって

 
 
 
方策1:共体験広場 共体験デザイン ⑥

【内容】 第1章 共体験広場プログラム化の基本発想 第2章 共体験広場の具体的なデザイン要素 第3章 効果測定と広場の価値創出   第1章 共体験広場プログラム化の基本発想 これまで広場や駅前空間、商業施設の共用部は「人が集まる場所」として位置づけられてきました。しかし近年の都市開発においては、単なる集客空間ではなく「人が共に過ごし、体験を分かち合う場」への転換が求められています。 言い換えれば、

 
 
 
基本方針 共体験デザイン ⑤

【内容】 第1章 「共体験デザイン」の視点 第2章 「共体験デザイン」の基本方針 第3章 「共体験デザイン」の具体化方策     第1章 「共体験デザイン」の視点 都市開発において「共体験」を軸にした計画を進めるためには、空間・社会・時間・経済という四つの視点から捉えることが重要です。 ⑴空間の視点 都市の価値は「建物」そのものではなく、「建物と建物の間に生まれる生活」に宿ります。ベンチや段差、可

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page