top of page
検索

都市再生特区のソフト施策④

  • 執筆者の写真: 松岡 一久
    松岡 一久
  • 2018年12月10日
  • 読了時間: 1分

今回は特区ソフト施策の「国際ビジネス交流」に関するディスカッションです。従来型では「カンファレンスセンター」の導入だったわけですが、メンバーからは「会議室で打ち合わせしただけでは交流した事にならない」という意見が出ました。本当に必要な本音での交流には「個として自立した立場」での意見交換が必要で、交流場としても「個店」が歓ばれる傾向にあると言う事でした。さらに発展して「職人の国:ニッポン」の DNAを踏まえ「道を究める個の生きざま」を振興・見える化していく事が、世界を旅するように働くグローバルプレイヤーの関心・興味を引く事につながり、「選ばれる都市&国」として結果的に国際交流を促進させるという認識が共有されました。そしてダブルワークが普及しつつある現代だからこそ可能な、副業としての「個・道ライフスタイルの追求」こそ成長社会の「いつかはクラウン」的価値観に変わる成熟社会における「幸せモデル」の提示につながるのではないかをいうインサイトに至りました。非常に興味深いディスカッションでした。

 
 
 

最新記事

すべて表示
共体験研究の変遷 共体験デザイン ③

【内容】 第1章 共体験研究の萌芽と概念の確立 第2章 共体験の社会的接合と都市研究への展開 第3章 共体験の測定・検証と都市開発への統合   第1章 共体験研究の萌芽と概念の確立 都市開発における「共体験」の研究は、1960年代から80年代にかけて、公共空間における人々の行動観察から始まりました。 ウィリアム・ホワイトの『The Social Life of Small Urban Spaces

 
 
 
共体験の定義 共体験デザイン ②

【内容】 第1章 「共体験」とは何か 第2章 都市開発における共体験の広がり 第3章 都市開発での実践方法   第1章 「共体験」とは何か 「共体験(Co-experience)」とは、複数の人が同じ時間や場所で体験を分かち合い、その中で互いに感情や意味を育てていくことを指します。 例えば、一人で食事をするのと、友人や家族と一緒に食事をするのとでは、同じ料理でも感じ方が違います。 それは、周りの人

 
 
 
今なぜ 共体験なのか? 共体験デザイン ①

【内容】 第1章 社会的背景と都市における共体験の必要性 第2章 経済的・技術的背景からみる共体験デザインの価値 第3章 多様性・実務性を踏まえた都市開発の新たなインフラ     第1章 社会的背景と都市における共体験の必要性 現代の都市は、人の数こそ多いものの、匿名性が強まり個人は孤立しがちです。 都市生活者の多くは、道を行き交う群衆の中で互いに接触することなく、ただ通過していく日常を過ごしてい

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page