top of page
検索

そもそも「会社って何?」:「都市×会社」2.0 ②

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2023年3月1日
  • 読了時間: 3分

【内容】

  1. 会社とは?

  2. 株式公開のメリット

  3. 株式公開のデメリット




1.会社とは

会社とは、「利益を追求することを目的に、人々が集まって作られた集団」と定義されます。

法律上の概念では「法律上の自然人と同じ存在とみなす(=法人)」とされています。

経済センサス(2012年)によると、全国の法人数約196万社のうち、約171万社が株式会社になっています。

会社の形態の中で最も多い「株式会社」は、株式を発行してより多くの資金を集め、そのお金で、世の中に役立つモノ・サービスを生み出していく活動体です。

「会社とは何か?」を問うことは、「信用の生態系の中で、価値共創をどのように実践・成就させるのか?」を問うことでもあります。

多くのお金を集め、活動し易い「株式会社」こそ、資本主義が支配する「都市」において、最適適合したマジョリティと言えます。

株主は、会社の活動に直接参加するのではなく、株主総会で、会社の経営を任せる「取締役」を選びます。

お金を出す「株主」と、経営を担当する「取締役」とに、役割を分けることで、株式会社の活動が円滑に進むように、工夫されています。

儲かったお金は、給料として「働く人々の暮らし」を守り、配当として「株主の利益」を守り、設備投資として「世の中をより豊かにする」ために使っていきます。

そしてこの成長活動は、止まる事なく続けられていくのです。


2.株式公開のメリット

株式の新規公開(IPO)は、起業の第一目標になっています。

株式公開とは、自分の会社の株式を、証券会社を通じて、誰でも自由に売買できるようにすることで、言い換えれば、会社が創業者の私的なものから、社会一般の公のものになるということです。

株式公開には、業績や財務内容などの厳しい基準が設けられています。

この高いハードルを超えて、株式公開するメリットは、第一に、資本市場を通じた資金調達が可能になります。大規模な資金調達を借り入れではなく、自己資本として調達できます。次に会社の社会的信用が飛躍的に高まります。知名度も上がり、新卒採用の募集も楽になり、金融機関からの融資も受けやすくなります。

そして、創業者利益の実現があります。創業の段階のリスクと苦労を、誰よりも背負ってきた創業者が、数億円、数十億円の資産を手に入れられます。

これらのメリットが、株式公開を促し、会社の拡大、資本の拡大を加速させていくのです。


3.株式公開のデメリット

当然 株式公開のデメリットもあります。

最大のデメリットはM&Aのリスクの高まりです。自社株式の自由な売買は、会社にとって望ましくない株主が現れる危険性を孕んでいます。

また上場企業は、投資家から経営方針や利益配分のあり方について、厳しい要求を突きつけられることになります。

さらに近年は、投資家の短期利益志向が進み、企業にとって長期戦略や事業再編のハードルにもなっています。

この動向を踏まえて、株式をいったん非公開化して、改革に伴う株価急落を避ける道を選ぶ企業も増えてきました。

このように(上場した)会社は、常に成長を求められます。まさに「成長か?死か?」なのです。

 
 
 

最新記事

すべて表示
なぜ今、マンガという社会 OSが必要なのか 漫画立国論 ①

【内容】 第1章 社会は「説明できない苦しさ」を処理できなくなっています 第2章 マンガは「主張しない公共言語」です 第3章 マンガという社会OSを持つという選択     第1章 社会は「説明できない苦しさ」を処理できなくなっています いまの社会には、かつてとは質の異なる苦しさが広がっています。 失業率や所得のように数字で示せず、制度や責任論でも整理できない、「うまく言葉にできない生きづらさ」と言

 
 
 
ご近所資本主義の未来 ご近所資本主義 ⑩

【内容】 第1章 「都市の役割」が静かに変わる未来 第2章 経済と仕事の意味が再定義される未来 第3章 幸福のかたちが更新される未来     第1章 「都市の役割」が静かに変わる未来 ご近所資本主義が社会に浸透した先にまず現れるのは、都市やまちの役割そのものの変化です。 これまで都市は、効率的に人を集め、消費を促し、経済規模を拡大するための装置として設計されてきました。しかし、人口減少や成熟社会を

 
 
 
ご近所資本主義の効用 ご近所資本主義 ⑨

【内容】 第1章 地域経済と都市の構造が変わる 第2章 文化・行政・教育への広がり 第3章 個人の幸福と社会の未来     第1章 地域経済と都市の構造が変わる ご近所資本主義が浸透すると、地域経済のあり方は大きく変化します。 これまでの地域経済は、外部資本の誘致や集客数の増加といった「成長」や「拡大」を目標としてきました。しかしその結果、地域で生まれたお金が地域外へ流出し、地元の商いや雇用が不安

 
 
 

コメント


bottom of page