検索
  • 松岡 一久

街のコンテンツ(横丁文化)の継承③

街のコンテンツ要件の二つ目は「横丁は経済特区」だという事です。


現在では家賃が高騰してしまっている横丁もありますが、元来は元手が乏しくても履歴書が不確かでも始められた「生業現場」がスタートでした。

だからこそ可能な気軽な料金設定で、博多屋台と同様に多額の設備投資回収を含めた事業構造にはありません。

その前提で考えると一種の地域貢献施設としての位置付けが必要になってきます。

それこそ「横丁・文化&インキュベーション施設」ですね。

容積ボーナスとして還元される公開空地や都市再生特区の評価対象としても検討していく必要があるのではないでしょうか?

そのためにはビジター女子やインバウンド客を含めた観光集客機能としての価値だけでなく、個人・生業事業だから可能な創造文化の芽を育むような取り組みを通じて広義のコミュニティカフェとしての役割を担っていってはどうでしょうか?

人生100年時代&マルチワーク社会だからこそ可能なインキュベーション施設としても機能すると都市の魅力化に貢献すると考えます。

最新記事

すべて表示

共感人口の参考になる関係人口の創出方策については、明治大学の小田切徳美教授によって「人」、「場」、「仕組み」の観点から整理されています。 「人」は地域の人と関係人口を結びつける役割を果たす「関係案内人」や中間支援組織等のことで、拠点の場所に関わらず都市側及び地方側の両方の視点を持ち、地域を客観的な視点でみることが可能な人であり、偶発性を装いながら必然性をデザインする場の「編集人」とされています。関

共感人口の参考例として関係人口の規模感について整理します。2021年にブランド総研が行った関係人口の意識調査によると、都道府県で最も関係人口が多いのは福島県で1229 万人となりました。これは福島県の居住人口(約 182 万人)の 6.8 倍にあたります。次いで沖縄県の 950 万人、北海道の 756 万人と続きます。この調査では関係人口は大きく 2 つの層から構成されると定義されています。ひとつ

都市における「共感人口」を検討するために、そもそもの関係人口の定義や規模感、創出施策を整理します。 関係人口とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、「地域や地域の人々と多様に関わる人達(人口)」を指します。2016年に雑誌「ソトコト」編集長の指出一正著「ぼくらは地方で幸せを見つける」、2017年の田中輝美著「関係人口をつくる」などで提唱された概念です。2017年には総務