top of page
検索
  • 執筆者の写真admin

街のコンテンツ3

都市開発にあたって横丁を継承するには、単に景観条例などで規制するだけではなく、建築的

な対応や事業的な対応を施すなどの誘導が必要なのですが、様々な方策で対応可能だと考えま

す。


①まず建築的には防火対策が必要になりますが、6mの道路幅員とコンクリートなどの耐火建築にしてしまえば、横丁独自な風情がなくなってしまいます。

参考事例としては「大阪 法善寺横丁」の事例を活かせば、「連担建物設計制度」により耐火建築にすることを条件に横丁の路地巾を維持することは可能になると考えます。


②次に事業的には防火対策、耐震対策に必要な費用については、「東京駅の丸の内駅舎建て替え」の事例を活かせば、「特例容積率運用地区制度」で道路幅員などの制限によりその場所では活かせない余剰容積を移転・売却などして活用することで解決できると考えます。


③さらに隣接して開発されるビルの低層部については、「日本橋・室町の街並み配慮」の事例を活かせば、表通りのスケール感及び近代的なデザインとは異なる、「ヒューマンスケールで開かれた店構え」で横丁との連続性を保つことが可能だと考えます。

最新記事

すべて表示

AKBの競創モデル 共創から競創へ ⑧

【内容】 1.AKB 旋風 2.プロデューサーの狙い 3.「競創」コミュニティとしてのAKBビジネス 1.AKB旋風 「コミュニティの進化」を語る上で外せないのが、「AKB48」です。 2010年、2011年の「AKB総選挙」は、Twitterへのつぶやき数を大きく跳ね上げ、テレビのワイドショーでも取り上げる様になりました。 AKB以前は、ファンの応援目的は、発売されるグループの曲をヒットさせる事

アウトプット戦略 共創から競創へ ⑦

【内容】 継続発信の仕組みづくり 方策A:街コンテンツの「リーグ戦」見立て 方策B:街コンテンツの「大学」見立て 1.継続発信の仕組みづくり 「磨き上げた」街の個性、強みを発信する際にも「原則」があります。 それは「オンライン上のコンテンツ発信」で評価されることを前提にすべきだと言うことです。 野球が「試合」と言う一定ルールの中で、様々なプレイを評価するように、都市は「オンライン上でのコンテンツ発

インプット方策 共創から競創へ ⑥

【内容】 街の魅力の「磨き上げ」 磨き上げのための【(1/100)の3乗戦略】 「場所性」×「体験性」×「演出」で磨き上げる 1.街の魅力の「磨き上げ」の必要性 これまでの考察から、まちづくりのゴールは、「サードプレイスとしての魅力化」だと考えます。 街づくりとは、住む人が多い街ではなく、働く人が多い街でもなく、「わざわざ繰り返し街を訪れる人(=街のファン)が多い街【サードプレイス・タウン】づくり

bottom of page