top of page
検索
  • 執筆者の写真admin

街のコンテンツ5

横丁の継承作法とはどんなものなのでしょうか?

私たちはハード、ソフト各々4点を抽出しました。


ハード面では、

①まず「ワザワザ行くのではない動線立地」を挙げました。 ちょっと立ち寄れるという意味で駅の脇などの立地での通り抜け動線が重要です。

②次に「個人オペのスケール感」があります。 横丁のお店は基本的には店主を中心としたカウンター形式の個人オペレーションが可能な店舗規模があります。

③次に「街路との一体感」があります。

できれば「開け放ち形式」が理想的ですが、店内の様子がわかるオープンな店構えが必要です。 ④最後に「集積感」です。

その横丁に行けばとりあえずどこかに入れるという安心を得るためにも10~20店程度の集積は必

要です。


次にソフト面ですが、

①まず「店主の個性」が挙げられます。客が必ずしも美味しさを求めている訳ではないので、店主のキャラクターやこだわりが必要になります。

②次に「専門店連携」が挙げられます。

一店でなんでも完結してしまうのではなく、「焼き鳥」「おでん」など専門店として住み分けながら、はしご酒ができるようお互いに送客しあい連携していく必要があります。

③「女性客のOKな安心、清潔感」も必要です。

ピカピカである必要はありませんが、トイレを含めて見守られる安心感が求められます。

④最後に「ホーム感」です。 フラットな居心地の良さは必須です。

併せて、建築家の隈研吾さんの言葉で「ノイズ感」と言われる緊張ではなく埋没できる心地よさが大切なようです。

最新記事

すべて表示

【内容】 道路に関する規制 法律よりも周囲の理解 ほこみちの可能性 1.道路に関する規制 ウォーカブルな街を展開する際の規制として、道路の場合は「道路法」と「道路交通法」があります。 それぞれの「禁止行為」「許可や免許などの手続き」について規制されています。 道路交通法第76条「何人も、交通の妨害となるような方法で物品をみだりに道路においてはならない」とあります。 具体的には歩道の真ん中にテーブル

【内容】 古来、「道」は生活の場だった 戦後のモータリゼーションによる変化 再び「ウォーキング」の奨励 1.古来、「道」は生活の場だった 「ウィーカブル」を考えるために「道」についての、沿革を整理します。 江戸時代、100万人の人口を抱えた江戸の街は、諸藩の武士や出稼ぎ労働者などが集まり、男女比が8:2と極端な男性偏重の社会でした。 江戸で暮らすシングル男子を最大顧客にして、「棒手振り」と言う移動

【内容】 ウォーキングが心身にもたらす効能 健康とウォーキングに関する知見 その他の効用 1.ウォーキングが心身にもたらす効能 (一社)日本ウォーキング協会によると、ウォーキングの健康面における効果として、下記の9つが挙げられています。 心肺・血管強化:酸素摂取量が増え、血液を浄化し、心臓血管病などを防ぐ。 メタボ予防改善:体脂肪を減らし、代謝を促し、内臓脂肪症候群を防ぐ。 悪玉追放:悪玉コレステ

bottom of page