検索
  • 松岡 一久

都市の欲望の逆転

先日 オープンAの馬場正尊さんを招いて「街のコンテンツを継承する都市開発研究会」を開きました。


馬場さんの基調講演のタイトルは「都市の欲望の逆転」というものです。

成長社会に対応した都市再開発の「三高主義(高容積、高層、高補助金)」が崩壊し、成熟社会にふさわしい「三低主義、ミクスト・ユース、Walkシフト」が継続的な賑わいづくりに繋がるのだということでした。

よりきめ細かな賑わい手法の事例として、コペンハーゲンの「コーヒースクーター&アウトドアファニチュアー」の奨励施策を挙げられました。

ストリート運営にの民間委託動向です。

この講演を起点にしたデイスカッションでは「土地の価値向上に資する暫定利用」と「ライフアーティストの表現舞台としての横丁価値」などのキーワードが抽出されました。

硬くて巨大な都市開発にクリエイティブや息吹を仕込む方策として有効そうです。

こういった分野の社会実験を是非展開していきたいと思います。


最新記事

すべて表示

共感人口の参考になる関係人口の創出方策については、明治大学の小田切徳美教授によって「人」、「場」、「仕組み」の観点から整理されています。 「人」は地域の人と関係人口を結びつける役割を果たす「関係案内人」や中間支援組織等のことで、拠点の場所に関わらず都市側及び地方側の両方の視点を持ち、地域を客観的な視点でみることが可能な人であり、偶発性を装いながら必然性をデザインする場の「編集人」とされています。関

共感人口の参考例として関係人口の規模感について整理します。2021年にブランド総研が行った関係人口の意識調査によると、都道府県で最も関係人口が多いのは福島県で1229 万人となりました。これは福島県の居住人口(約 182 万人)の 6.8 倍にあたります。次いで沖縄県の 950 万人、北海道の 756 万人と続きます。この調査では関係人口は大きく 2 つの層から構成されると定義されています。ひとつ

都市における「共感人口」を検討するために、そもそもの関係人口の定義や規模感、創出施策を整理します。 関係人口とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、「地域や地域の人々と多様に関わる人達(人口)」を指します。2016年に雑誌「ソトコト」編集長の指出一正著「ぼくらは地方で幸せを見つける」、2017年の田中輝美著「関係人口をつくる」などで提唱された概念です。2017年には総務