検索
  • 松岡一久

Beyond コロナの都市づくり 14 「Beyondコロナに対応した都市機能シフト②」

今回のコロナショックで最も影響を受けたのは、物販・飲食やエンタメなど都市型サービス業と言えます。

コロナショック以前から成熟社会化やEコマースの台頭によるダウントレンドはあったのですが、インバウンドに支えられ先送りにしてきた懸案事項が一気に噴き出した様相です。

現状は7%弱のEC化率が世界平均の20%近くまで想定し、「リアル商業の価値」を問い直す必要があります。

「物を買ってくれない」×「店に来てくれない」状況を踏まえると単に良いモノを売るだけ、美味しいモノを作るだけでは存続できないことは自明と言えます。

単独のお店だけではなく物販、飲食、サービスの垣根を超えた「共同での存在感ある生活提案」が必要です。

近年、Jリーグだけでなく、バスケット、卓球、ダンスなどが次々を「リーグ」を立ち上げていることがヒントになるのではないでしょうか。

個人で集客できるスーパースターはごく一部でも、チームを作りリーグ戦として対戦していくことでコンテンツとしてファンに支持され価値を高め、スポンサードをはじめ様々なマネタイズが可能になります。

実売の主戦場がECにシフトすることを覚悟した上で、商業施設などの都市型サービス施設のコンテンツ化が不可欠になると認識します。

この文章は「Beyond コロナの都市づくり( FIACS編 都市出版)」より抜粋・要約したものです。

最新記事

すべて表示

Beyond コロナの都市づくり 15「ソシオエコロジカル・ディベロップメント(SED)の時代」

都心、郊外、田園が「選ばれる」ためにそれぞれの特性に磨きをかけ競う時代。 都心におけるオフィスも商業も事業の舞台となる立地特性を踏まえコンテンツとしての価値向上を図る時代。 立地特性を際立たせ魅力化を図る方策としてリアルとオンラインとのハイブリッドでのコンテンツ作りが有効だと考えます。 土地の歴史や伝承を紐解きヒト、モノ、コトを再発見しコンテンツとして再構築するのです。 物語、アニメ、ゲームなどに

Beyond コロナの都市づくり 13 「Beyond コロナに対応した都市機能シフト①」

都心部の企業オフィスが縮小するニュースが続きます。 テレワークの定着により出社率が半減している企業も多いようですから、当然の流れだと思います。 ただテレワーク対応できる就業者は首都圏でも5割程度と言われますので、そのうちの半数が縮小の動きを見せたとしても、ソーシャルディスタンスを踏まえたレイアウトになる事もあり、実減は1割強程度になるのでは無いでしょうか。 オフィスの環境性能にはこれまで以上に敏感

Beyondコロナの都市づくり 12 「 Beyondコロナ時代の都心、郊外、田園②」

どこででも働ける時代=どこででも暮らせる時代の「都心の価値」はどうなるのでしょうか? 都心オフィスの見直しなどは確実に進展していくと思われますが、「リアルの価値」を見極めた上でのREデザインが街を変えていくのだと考えます。 今回のテレワークの経験からリアルの持つ「全的臨場性」に伴う文脈、熱量、情報の一覧性はオンラインに代替できないと言う認識も共有されてきたと思います。 それを踏まえビジョンやパッシ

©2018 ENERGY LABO ALLRIGHTS RESERVED.