top of page
検索

ビジネス環境としての渋谷の魅力と課題

執筆者の写真: 松岡 一久松岡 一久

更新日:2018年2月5日

「人生100年時代×超福祉@シブヤ・ワークスタイル」について11月8日のシンポジウムをさらに深度化させるためのワークショップを開催しました。


今回は私のネットワークから企業関係者が多かったのですが、皆さん「本業の巨大化、複雑化、不可視化、記号化」の反動からか、「リアルな現場実感、個としての関与・超業種志向の複業化」を望まれていました。

そのようなニーズの受け皿となる街としてエネルギー・刺激、多種混在、ストリート感などの要素を備える「渋谷は最適」なようです。ただ具体的な活動拠点となるスペースには課題があるようです。

コワーキングスペースはクリエイターやフリーワーカーに場所を提供しているだけで、例えば「複業ワーカーが集うコワーキングスペース」や「状況や気分に合わせて様々に使い分けができるコワーキング・ネットワーク」などが求められるのではないかという意見でした。

また「街とワーカー&企業との関係(帰属意識)」を問う意見も出ました。

従来の住民偏重の行政思考から脱却し、来街者や通勤者を「街のファン」として「街づくりへの参画方策」が見える化(タウン・リート化)されると素敵だと感じました。

いずれにしてもワーカーも企業も「単視眼的・刹那的・断片的な関係」でしかないと、より便利な街、スケールメリットを享受できる街、ハイスペックな街へと人も企業も移行していくことになります。

如何により「長期間・複層的、全生活的な関係」を切り結んでいけるかが、都市文化・都市産業の持続的な醸成に繋がるのだというインサイトを得られたワークショップでした。

最新記事

すべて表示

道の駅の歴史と沿革 シン・道の駅 ③

【内容】 「道の駅」という発想 「道の駅」の沿革 「道の駅」第三ステージ     1.「道の駅」という発想 今は馴染みのある「道の駅」という名称ですが、その発端は1990年1月に広島市で開催された「中国・地域づくり交流会」で、参加者から...

道の駅とは シン・道の駅 ②

【内容】 道の駅とは 道の駅の整備状況 道の駅の方向性     1.道の駅とは 道の駅とは、一般道路におけるサービスエリア的機能を備えた公設民営施設です。 市町村もしくはそれに変わる公的な団体が設置する施設で、道路を利用する人が気軽に立ち寄れ、快適で安全な道路交通を提供する...

今 なぜ「道の駅」なのか? シン道の駅 ①

【内容】 登録件数1200ヵ所を突破したヒット施策 進化する道の駅 「道の駅」のあり方検討     1.登録件数1200ヵ所を突破したヒット施策 郊外の幹線道路をいくと、よく見かけるようになったのが「道の駅」です。 「道の駅」とは一般道路に整備された「高速道路のサービスエリ...

Kommentare


Die Kommentarfunktion wurde abgeschaltet.
bottom of page