top of page
検索

不便益なミライ都市

執筆者の写真: 松岡 一久松岡 一久

更新日:2018年2月5日

昨日、京都大学の不便益システム研究所の平岡先生とお話ししました。


以前から気になっていた「素敵な不便」という概念をこれからの都市開発に活用できないかと考えています。

というのも最近の都市開発はICTインフラを駆使して「全て快適&便利競争」に陥っているように見えるからです。

これではより大きな、より新しい開発が優位性を持つ「後出しジャンケン」の繰り返しになってしまいます。

それに「快適・便利」を追求した環境に慣れきってしまうと、ある意味「生物として退化」してしまう気がします。

都市開発事業者が「意志を持って特定分野の不便益」を仕組み、その活用と工夫の中で「文化」が育まれる時、他にない「オンリーワン」の街づくりにつながると思います。

本流の「ビジネス環境インフラ」は「快適・便利」を追求し、副流の「文化環境インフラ」は「手間を楽しむ」仕組みとして行くことで、能動的に街に関わり、居場所と出番とが見出せ、楽しみや幸せを感じるミライ都市が計画できそうな予感を感じさせる対話でした。

最新記事

すべて表示

道の駅の歴史と沿革 シン・道の駅 ③

【内容】 「道の駅」という発想 「道の駅」の沿革 「道の駅」第三ステージ     1.「道の駅」という発想 今は馴染みのある「道の駅」という名称ですが、その発端は1990年1月に広島市で開催された「中国・地域づくり交流会」で、参加者から...

道の駅とは シン・道の駅 ②

【内容】 道の駅とは 道の駅の整備状況 道の駅の方向性     1.道の駅とは 道の駅とは、一般道路におけるサービスエリア的機能を備えた公設民営施設です。 市町村もしくはそれに変わる公的な団体が設置する施設で、道路を利用する人が気軽に立ち寄れ、快適で安全な道路交通を提供する...

今 なぜ「道の駅」なのか? シン道の駅 ①

【内容】 登録件数1200ヵ所を突破したヒット施策 進化する道の駅 「道の駅」のあり方検討     1.登録件数1200ヵ所を突破したヒット施策 郊外の幹線道路をいくと、よく見かけるようになったのが「道の駅」です。 「道の駅」とは一般道路に整備された「高速道路のサービスエリ...

Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page