検索
  • 松岡 一久

CtoCのコミュニティ・プラットフォーム

最近の都市づくりプロジェクトでは地域連携事業が不可欠になってきています。

都市づくり施設の一部を地域に解放することは比較的簡単ですが、それだけでは継続的かつ体系的な活用(=情報発信・ブランディング)につながりません。

地域には様々なサークルや団体があり、それぞれに活動していて発表の場も求めています。

しかしそれらを繋ぎ合わせ、街のブランディングに展開できるようにプログラムしていくには、この地域活動とは全く異なるプラットフォームで、これを担う人はなかなかいません。

企業がBtoBの業務として請け負うとそれこそ千万円単位のコストが必要になります。

これを地域に関係する事業体や住民が「プラットフォーマー」として担ってもらえるとCtoCのコミュニティ・プラットフォームとして機能し非常に有難いわけです。

大阪の江之子島アート&ライフスタイルのプロジェクトでは地元のグラフィックデザイナーが担ってくれています。

稲城くらすクラスでは地元市民で一般社団法人を設立して推進してもらっています。

地域のプラットフォーマー達が「半分仕事、半分楽しみ」として関わって貰うスタンスだとコスト的にも大幅に削減でき、都市づくり事業主体が継続的に負担することも可能になります。

通常のビジネスのような契約スタイルや、目標、機動性には欠けますし、モチベーションの同期、高次化など非常に手間がかかる部分はありますが、これから地域を巻き込みながら、プロジェクトブランディングを図っていく為には不可欠なソフトインフラだと思います。


最新記事

すべて表示

次世代の都市評価指標⑧ 街づくりの貢献価値

新しい都市評価指標が目指す効果として①生産性向上による事業者メリット②口コミ発信による商業者メリットがある事は前述しましたが、さらに③ソーシャルキャピタルの向上による社会メリットが想定されます。 具体例として下記の6点が挙げられます。 契約や交渉などにおいて無駄な認識共有や対立が回避され、時間・手間コストが削減できる。 相互に協力的なコミュニティが育まれ、公共サービスなど公共活動の効率化と公共空間

次世代の都市評価指標⑦ 多様・変化・交流要素の重視

「世界の都市総合力ランキング」は成長・規模志向が強く成熟社会である日本の肌感に合いません。 Well Being City調査は安全・快適・環境を重視していますが、それだけでは街として「つまらない」と感じるのは私だけでは無いはずです。脳科学的には「生きる目的は高きに向かって進んでいく努力のプロセス=成長にある」(理化学研究所 故 松本元氏)と言われ、インプットやコミュニケーションの質が大きく影

次世代の都市評価指標⑥ ソフト・ハード指標の考え方

次世代の都市評価指標において、幸せ実感を継続・拡張する要素となる「活動・ソフト」と「機能・ハード」については、既存の都市評価指標を参考に設定することが有効と考えます。 最も有名な「世界の都市の総合力ランキング」ですが、「都市の総合力」を経済/研究・開発/文化・交流/居住 /環境/交通・アクセスの大項目6分野で評価しています。「文化・交流」分野における中項目では発信力/観光資源/文化施設/受入環境/