top of page
検索
  • 執筆者の写真松岡 一久

都市づくりにおけるダイバーシティの有効性

更新日:2018年2月5日

昨日、渋谷ヒカリエで「趙福祉展関連シンポジウム」を開催しました。


経産省の梶川氏、渋谷区の澤田副区長ほか豪華な顔ぶれの登壇者におみえいただき3時間でも全然足りなかったのですが、当初想定していた結論「超高齢社会は超人材不足社会でもあるので、成年男子をフルタイムで囲いこむリクルーティングコストよりも、様々な制約のある社員を柔軟に雇用する方が、企業経営上も優位に働くのではないか?」という(コスト削減視点からの)仮説ではなく、東大生含めて大企業に行く人たちの就職スタンスが「寄らば大樹の影」ということではなく「ワンポイント・オプション」であるということで、転職・流動性を前提とした選択である、という田村大さんの指摘を元に考察すると、そんな優秀人材のマグネットとなるには「企業自身が外との関係性を備えたオプションのHUB」となる方が優位だし、その企業が集まるオフィスやビジネスセンター・都市も「多様なオプションとの関係性を持った仕組み」でないといけないという視点でした。

ダイバーシティという考え方が「単に良いこと」ではなく「多様なオプション状態」としての必要性と有効性とに行き着くのだという結論になり、非常に腹落ちしたディスカッションでした。

11月28日にはこの考え方をさらに進めたディスカッションを開催したいと考えています。


最新記事

すべて表示

【内容】 提供価値のアップデート 事業構造のアップデート 顧客接点プラットフォームの構造 1.提供価値のアップデート 従来の商業施設は、ショッピングセンターと呼ばれ、「モノを買う楽しみ」で人を集めていました。 休日のレジャーの一つがショッピングでした。 できるだけ沢山の商品を揃え、フードコートやカフェなど滞留を促す快適環境を整える事によって、「購買機会」という価値をワンストップで提供してきたのです

【内容】 AR実践例での検討 ユーザーの「ハマるマインド」の必要性 フックとしてのリアル・アイコンの必要性 1.AR実践例での検討 私たちの研究会で、AR関係企業などの実践者を招き、現状でのARコンテンツの実践例で、その可能性を検討した事があります。 飲み屋横丁の事例:飲み屋横丁を舞台にして、路地を歩いていると、お上さんの声がけやおすすめメニューなどが、表現される映像です。 リアルで店内を覗くのは

【内容】 1.裏ショップの可能性 2.リアルを起点にしたイメージ拡張 1.裏ショップの可能性 AR技術を活用すれば、「リアル店舗はどのように魅力化できるのか?」について、(株)エイベックスでプロデューサーを務める中前省吾氏に伺ったことがあります。 彼は「アンダーグラウンド東京」というコンセプトで、「多彩な裏ショップ」を説明してくれました。 100円ショップの裏では、100万円以上の高級品を販売する

bottom of page