検索
  • 松岡 一久

エンタメ施設のミライ

最終更新: 2018年2月5日

先日、FIACSのプロジェクト部会で「都市開発におけるエンタテイメント施設の導入検討」に関する部会を開催しました。


カドカワや松竹、ソニーミュージックコミュニケーションズ,アソビシステムなどエンタメ関連企業とディベロッパーとで議論しました。

デベ側からするとホールなどのエンタメ施設の収益構造がブラックボックスで事業計画見組み込みにくい、エンタメ企業側は一般的なホールは設営費用などが嵩み事業が成立しない。

しかもライブビジネスの売り上げは上昇し5,000億円の大台を突破したのに、どんどん休館、閉館して場所確保が急務になっている、などの意見が出ました。

近年開設されることの多い「500席ホール」では興行は無理で、「1,000席できれば2,000席ホール」しかも「ZEPPのようなステージ、音響、照明備え付け」のホールニーズが高いようです。

さらにクラブ対応の二毛作検討や物販、飲食、展示、宿泊などとのコンプレクス化が相乗効果を作れ事業的にも安定するということでした。

いずれにしても「単なる貸し館」ではなく「一部自主公演によるコンセプト提示」をしながら、「時間力」「展開力」「育成力」などをそなえた「エンタメのエコシステム」として開設・運営していく必要があるという認識で一致しました。

これらのプロセスを通じてエンタメ施設が都市開発における競合優位アイテムとして位置づけられるようにしていければ素晴らしいなという期待を抱かせるディスカッションでした。


最新記事

すべて表示

Beyondコロナ16 都市をアップデートする覚悟

「泰平の眠りを覚ます上喜撰、たった四杯で夜も寝られず」 これは江戸末期の黒船襲来を題材にした狂歌です。 もちろん現在は泰平とは言えませんが、非常に今日的な状況を言い当てていると考えます。 コロナショックは未だ治療薬やワクチンが開発されない為、集いや交流という「都市文明」の否定につながるのではないかと危惧されていますが、様々なビジネス分野の方達との対話で見えてきたものは、コロナショックがこれまで日本

Beyond コロナ15 「ディベロッパー思考からの転換」

コロナショックに伴い噴出したさまざまな課題が「実は平成の30年間先送りにしてきた懸案事項であった」という認識を元にすれば、取るべき方向は明確で「リアル&オンラインのハイブリッドの推進」とそれに伴い可能性の広がる「日本バリューの見直し」の2つになります。「これからどうなると思いますか?」という他力本願姿勢ではなく、これを革新機会として都市開発事業は従来のハードなハコ貸し業からソフト・ハードの融合した

Beyond コロナ14「ハイブリッド化による日本の魅力開花」

コロナショックを経て日本の都市機能がアップデートされることにより、働く場、住む場、遊ぶ場の自由度と選択の幅が広がると共に、様々なリアル&オンラインの相乗効果が期待されます。 オンライン[情報]×リアル[人・場・街]が[ストーリー、感動、価値]につながるスパイラルを生み出します。 リアル&オンラインだからいろいろなアイディアの小商い、イベントが可能になります。 オンラインでの予行演習を経ることで、マ

©2018 ENERGY LABO ALLRIGHTS RESERVED.