top of page
検索

FIACS第二回全体会議

  • 執筆者の写真: 松岡 一久
    松岡 一久
  • 2016年10月28日
  • 読了時間: 2分

更新日:2018年2月6日

昨日、FIACSの第二回全体会議及び交流会を開催しました。


6月の第一回会議から10弱のプロジェクト部会を展開してきましたので、その報告会も兼ねました。

基調セッションとして博報堂の小林氏を中心に「東京スカイツリーにみるソフトインフラ開発」についてお話しいただきました。

面倒だけれど地元や他産業企業などをステークホルダーとして巻き込んでいくことによって、単なる民間鉄道会社のプロジェクトから東京全体で盛り上げるプロジェクトに仕立てていった手腕はさすがです。

しかもその結果スポンサーやメディアプレース化など10億円を超える賃料外収入につながっているのです。

もちろんスカイツリーは特別でしょうが、他の複合都市開発でもその何割かは実現可能だと思いました。

その後のディベロッパーやゼネコン担当部長とのディスカッションでも「ソフトインフラ的発想が、特区関連事業を中心に今後の都市開発ではmustになりつつある」という認識共有ができました。

これを具体的にどのようなプロセスで進めていくのかが次回2月までの課題です。続いて行われた主要部会からの報告では、東急コミュニティーからのエリアマネジメント事業化の試みやカドカワのホールなどのエンタメ施設についての報告が皆さんの興味を集めていました。

40社のメンバーによる活発な活動が見える化できた全体会議でした。


 
 
 

最新記事

すべて表示
共体験研究の変遷 共体験デザイン ③

【内容】 第1章 共体験研究の萌芽と概念の確立 第2章 共体験の社会的接合と都市研究への展開 第3章 共体験の測定・検証と都市開発への統合   第1章 共体験研究の萌芽と概念の確立 都市開発における「共体験」の研究は、1960年代から80年代にかけて、公共空間における人々の行動観察から始まりました。 ウィリアム・ホワイトの『The Social Life of Small Urban Spaces

 
 
 
共体験の定義 共体験デザイン ②

【内容】 第1章 「共体験」とは何か 第2章 都市開発における共体験の広がり 第3章 都市開発での実践方法   第1章 「共体験」とは何か 「共体験(Co-experience)」とは、複数の人が同じ時間や場所で体験を分かち合い、その中で互いに感情や意味を育てていくことを指します。 例えば、一人で食事をするのと、友人や家族と一緒に食事をするのとでは、同じ料理でも感じ方が違います。 それは、周りの人

 
 
 
今なぜ 共体験なのか? 共体験デザイン ①

【内容】 第1章 社会的背景と都市における共体験の必要性 第2章 経済的・技術的背景からみる共体験デザインの価値 第3章 多様性・実務性を踏まえた都市開発の新たなインフラ     第1章 社会的背景と都市における共体験の必要性 現代の都市は、人の数こそ多いものの、匿名性が強まり個人は孤立しがちです。 都市生活者の多くは、道を行き交う群衆の中で互いに接触することなく、ただ通過していく日常を過ごしてい

 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
bottom of page