top of page
検索
  • 執筆者の写真松岡 一久

FIACS第二回全体会議

更新日:2018年2月5日

昨日、FIACSの第二回全体会議及び交流会を開催しました。


6月の第一回会議から10弱のプロジェクト部会を展開してきましたので、その報告会も兼ねました。

基調セッションとして博報堂の小林氏を中心に「東京スカイツリーにみるソフトインフラ開発」についてお話しいただきました。

面倒だけれど地元や他産業企業などをステークホルダーとして巻き込んでいくことによって、単なる民間鉄道会社のプロジェクトから東京全体で盛り上げるプロジェクトに仕立てていった手腕はさすがです。

しかもその結果スポンサーやメディアプレース化など10億円を超える賃料外収入につながっているのです。

もちろんスカイツリーは特別でしょうが、他の複合都市開発でもその何割かは実現可能だと思いました。

その後のディベロッパーやゼネコン担当部長とのディスカッションでも「ソフトインフラ的発想が、特区関連事業を中心に今後の都市開発ではmustになりつつある」という認識共有ができました。

これを具体的にどのようなプロセスで進めていくのかが次回2月までの課題です。続いて行われた主要部会からの報告では、東急コミュニティーからのエリアマネジメント事業化の試みやカドカワのホールなどのエンタメ施設についての報告が皆さんの興味を集めていました。

40社のメンバーによる活発な活動が見える化できた全体会議でした。


最新記事

すべて表示

【内容】 大型ライフスタイルショップの限界 ライフスタイルカフェ& ARショップ ライフスタイル・ウォール& ARショップ 1.大型ライフスタイルショップの限界 商業施設が「顧客接点プラットフォーム」になると想定した場合に、売り場にはどのようにAR技術が活用できるのでしょうか。 ファッション店舗は、来店機会を増やしたり、差別化のために世界観を提示する手段として、アパレルだけでなく、雑貨やインテリア

【内容】 マグネット ARの考え方 街場 ARの考え方 1.マグネット ARの考え方 商業施設のマグネットとなるコンテンツを、AR体験で制作するには、フックとなるリアル・アイコンが必要です。 「ストレッチ」を楽しむ場合は、寂れた雰囲気のリアル空間をフックにして、ARコンテンツとしてゾンビやモンスターを仕込めば、ホラーハウスになりますし、祝祭感のある環境を舞台にして、アートフェスやカーニバルを演出す

【内容】 提供価値のアップデート 事業構造のアップデート 顧客接点プラットフォームの構造 1.提供価値のアップデート 従来の商業施設は、ショッピングセンターと呼ばれ、「モノを買う楽しみ」で人を集めていました。 休日のレジャーの一つがショッピングでした。 できるだけ沢山の商品を揃え、フードコートやカフェなど滞留を促す快適環境を整える事によって、「購買機会」という価値をワンストップで提供してきたのです

bottom of page