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FIACSのめざすもの②

  • 執筆者の写真: 松岡 一久
    松岡 一久
  • 2017年5月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:2018年2月6日

FIACSでめざす「超成熟社会ニッポンにおいて真に国際競争拠点となる都市づくり」を具体化するために、「本当の優位性」を検討します。

それ無しにビジネスコンシェルジェや外国人向けの託児施設の整備などでは、市場としては縮退する環境下で国際競争力が強化できるとは思えないからです。

まず第一に「課題先進解決力」が挙げられます。

2020年には中国の60歳以上人口も2.5億人を超えると想定されるように、全ての国が直面する高齢化、人手不足、エネルギー、需要不足などの課題のフロントランナーと位置付けられます。

第二に「独自進化力」があります。

世界一厳しい消費者視点と様々な工夫と創作を楽しむマニア体質とを併せ持つ日本の生活者に磨き上げられ、ラーメン、デニム、ケータイゲームなど様々な分野で独自進化させる生活者コミュニティがあります。

最後に「オルタナティブ力」です。

以前もブログしましたが、バリバリのグローバル競争のステージとなるアメリカとは異なり、四季の風景・食事・安心・アニメなどのカルチャーほかの楽しみも含めた「日本好き」を活動拠点として選ばれることがあると思います。

これらの優位性を元にコンテンツ・モノ作り(ロボット含む)・健康医療・学び・観光ホスピタリティなどのテーマで「プレイヤー(事業者)とサポーター(生活者)とが共創できるような仕組み」が出来れば他では真似できない国際競争拠点になるとかんがえています。

具体化へ向けての課題と方向性などについては次回検討します。


 
 
 

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