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  • 執筆者の写真松岡 一久

「街の仏壇?」を作れないか。

先日、建築家の押尾氏と対話していました。


押尾氏は隈研吾さんのオフィスで主に美術館設計など担当された後、独立して美術館や宗教施設などを手がけられてきました。

「見えない物語を紡ぎ出す」設計手法は非常に魅力的なのですが、特に私が興味を持ったのは、日本各地の永代供養納骨堂のプロジェクトでした。

全国のお寺が管理する先祖代々の「家族墓」が中々引き継がれていけない状況の中で、普及してきたのが個人契約の「永代供養墓」です。

誤解を恐れずに言うと「お墓の定期借家制度」のようなもので、都市近郊にいろいろと展開されているようです。

このようなお寺の構造改革と物質至上主義の都市開発への反省から、街中の仏壇的な施設ができないかと議論しました。

マンションなどで仏壇を置けない家庭も多い今日の都市における精神的な共用施設になります。

遠方のお墓詣りは難しいけれど、家の中に仏壇は置けないけれど、「街の仏壇」があれば日常生活の中でお参りしやすいし、子供の情操教育や地域コミュ二ティの核としても機能しそうです。もちろん気味悪がられるのではないか?宗派の違いをどうする?などいろいろな課題があると思いますが、検討の価値はありそうだと押尾さんと盛り上がったテーマでした。


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