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経営センスと論理

  • 執筆者の写真: 松岡 一久
    松岡 一久
  • 2016年10月1日
  • 読了時間: 1分

先日、ある研究会に一橋大学大学院国際企業戦略研究科の楠木建氏に登壇いただきました。


「ストーリーとしての競争戦略」の著者として有名な先生です。

「都市開発にどれ位参考になるかわからないけれど。。」という前提で「担当者ではなく経営者」「スキルではなくセンス」という視点でスキル全盛の風潮に対してセンスの必要性を解かれ、「部分最適ではなく全体観の重要性」「競争戦略とは競合他社との違いを作ること」「ストーリーとしての競争戦略とは、違いを作って【つなげる】こと」だとおっしゃっていました。

センスをもって「ストーリー」を構想していくときに「良し悪しではなく好き嫌い=インサイドアウト(本性と意志)」が不可欠だということです。

そのインサイドアウトは非合理的であることが多いけれど、それがプロジェクトのオリジナリティにつながる訳です。

都市開発ビジネスにひいて検討してみると「誰が/なぜ/何の為に/開発を推進するか?」が「何を作るか?」を考える前に必要だということだと思いました。

街づくりへの提案として「出来る事を増やしていく潮流の中で,あえて意志を持って出来ない事を仕掛けていく発想も有効だ」などのコメントもいただき非常に刺激的な講演でした。


 
 
 

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